BLUE ENCOUNTという泣き虫激アツバンドについて
僕は普通の人よりは良くライブに行くほうだと思ってる。小さいハコから大きいホールまで、いろんなとこでいろんなライブを見てきた。そんな中で、正直全然知らないバンドのライブも何度も見たことがある。
何も情報を持ってないバンドのライブを見るとき、曲はもちろんだが、それと同じくらいに彼らのMCに注目する傾向が僕にはある。んで、たいていそこで冷めてしまう自分がいる。だってMCで言ってることがサムいバンド、いーっぱいいるもの。
そんな僕は、これまでライブを見たことすらないのに、ツイッターや雑誌などで得た情報のみで、「こいつら、どうせサムい奴らなんだろうな…」と思い込んでいたバンドがあります。それがコチラ。
BLUE ENCOUNT
結局今回この記事を書こうと思うまで、このバンドの曲もそんな知らずに生きてきました。もっと光をぉ~!くらいのイメージ。ファンの方に殺されそう。
BLUE ENCOUNT、通称ブルエンは2003年に熊本にて、高校の同級生で結成されたバンド。同じバンド大会に出場していたircleやSUPER BEABERと切磋琢磨しながら、コツコツと努力を重ねて、日本武道館でライブするまでに至った。
この四人、そこまでイケメンぞろいというわけでもなく、一人ピスタチオの人がいるくらいでそこまで容姿的なインパクトはない(失礼)。菅田将暉イケメ~ン、抱いて~なんて目をハートにしてる若者たちすらも射止めた彼らの魅力とは…?それでは、早速ブルエンの代表曲を聴いてみよう。
言い方悪いかもしれないけど、いかにも10代、20代にウケそうな曲調だなという印象。凄く端的に言えばエモい。ボーカル田邊の声も、女子高生が好きそうな声だもの。曲自体は結構激しめだけど、そこに優しめの声が加わって若干中和されている感じ。こりゃあ売れてもおかしくない。
それに加えてメッセージ性の強い歌詞も魅力の一つだろう。前へ進もうとする人を応援するポジティブな歌詞が若者に受けるのも、自明の理だ。恥ずかしいくらいに生真面目なくらいが、強く背中を押してくれるもんである。
だが、おそらくブルエンが若年層から圧倒的支持を得ている理由は、楽曲だけではない。彼らのアツすぎる思いがファンの心をつかんで離さないのだろうと、推測する。
泣き虫田邊
こいつら激アツやな。
ちょっと田邊泣きすぎだと思うけど、それを差し引いても彼らのバンドに対する熱意、愛というものがひしひしと伝わってくる。メジャーデビューを果たし、日本武道館でライブするまでの道のりは、僕らじゃ想像できないほど大変なものだったんだろうし、それをファンと一緒に歩んできたブルエンの想いは、生半可なものじゃなかっただろう。
ブルエンのMCは、見方によっちゃあサムい部類に入ってしまうのかもしれない。ただ、彼らのライブにはファンの心を鷲掴みにする力がある。だからこそ、毎回ライブは大成功を収め、これからもブルエンは大きくなっていくのだろう。田邊の言う一言一言にも、次第に重みが出てきている気がする。夢を叶えた人の言葉というのは嫌に説得力あるもんだ。
彼らの今後は
言ってしまえば、彼らと同じ畑のバンドはごまんといる。そんな中で彼らが売れている理由は、楽曲にしてもMCにしてもそうだがそのまっすぐな姿勢なのではないか。これからもブルエンの快進撃は、止まりそうにない。