THE PINBALLSこそ、ロックンロールなんじゃないか
ブリティッシュ・インヴェイジョン。この単語を知っているだろうか。
1960年代中盤に、それまで外国人がヒットチャートに乗ることが少なかったアメリカにおいて、イギリスのロックバンドザ・ビートルズやローリング・ストーンズといったバンドが驚異的な売り上げを記録し巻き起こした、いわば「英国の進撃」である。
さて、なぜこんな50年前の話を今更持ち出したのかというと、この僕が心の底から愛する1960年代~70年代のロックンロールの魂を持つバンドが、日本にもいたことを説明したかったからである。
ロックンロールなんて古臭い?しゃらくせえ!ビートルズなんて昔の音楽、ダサい?とんでもねえ!耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ、ロックンロールは最高だ。
ロックンロールの意味が元はちょっと卑猥な意味だったとか、ロックンロールの詳しい歴史なんかについてはいつかまた話すとして、今回はこのTHE PINBALLSの良さを皆さんに知ってもらいたいわけである。
ゴリゴリのロックンロールに、ハスキーな歌声
この男臭さ、最高にかっこいい。安定していてシャープなビートに骨太なベースライン、その上に乗っかるのはあのミッシェル・ガン・エレファントのアベフトシさながらにカッティングをかき鳴らすギターと、これまたミッシェルのチバユウスケを彷彿とさせるハスキーな歌声である。
これがロックンロールだ、これを待ってたんだ!と声を大にして言いたい。こんなバンドは日本には少ない気がする。それこそ、彼らがあこがれているというブランキーやミッシェルと似た雰囲気を持っている。
しかし、もっと言えばTHE PINBALLSはもっとロックンロールの初期衝動を表したようなバンドだと言える。勝手なイメージで言うと上記の1960年代にヒットしたUKのバンドザ・キンクスのようなイメージを持つ。荒々しさを持ちながらも、どこかクールなバンド、それがTHE PINBALLSの魅力の一つだ。
ロックンロール一本
こちらの楽曲は、先ほど紹介した「ten bear」から5年後に発表されたものだが、何一つとしてスタンスは変わっていない。昨今のバンド事情、売れなければテコ入れしてバンドの方向性を変えるという選択肢を取るバンドも少なくないなかで、王道のロックンロール街道を突っ走る、このバンドを応援したくなる。
2015年にはアニメのエンディングテーマを担当し、世間の目に触れる機会も増えた。
こういったバンドはライブハウスから出てほしくない!なんて意見もありそうだが、今の時代だからこそもっとロックンロールが地上波に出てもいいんじゃないかとも思います。
まとめ
今回のようにロックンロールを説明するのはとってもテンションが上がるので、またこういった類のバンドを紹介する機会も多いと思います。また、ロックの歴史なんかもかみ砕いて説明していけたらな~、なんて思ってるので勉強あるのみです…。
何はともあれ、THE PINBALLS。要チェックです。