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新・おんがくの時間

様々なジャンルの音楽にあーだこーだ言うブログ。

泥だらけのド直球ポップバンド、Shiggy.Jrからの挑戦状

邦ロック全般

 

 

 

近年のJ-ROCK界における女子ボーカルバンドの活躍は目覚ましいものを感じる。

名前を挙げたらキリがないのだが、あえて直近の流行を巻き起こした張本人として挙げるならば、やはりSHISHAMOだろうか。女子はおろか男子からも支持を集める理由は、恋愛というテーマを、聴いている人の目線に立って書いたような淡い歌詞と思わず耳を傾けてしまうような可愛らしい歌声など様々あるだろう。

 

私は女子がバンドにいるだけで、男のみのバンドと比べたら圧倒的に華やかさが表れると思う。もちろん男臭いバンドは他の記事でも書いた通り大好きなのだが。それに加えてフロントマンが女子ともなると、人気は出るに決まっている。ライブハウスがおっさんばっかになることもしばしば。物販はウハウハ。

 

世間のニーズ的には、そういった華のあるキラキラとしたバンドは、特に若者たちから見てみれば憧れの的なわけである(今回はおっさんのことはあまり考えないことにする)。「あの歌詞みたいな恋愛がしたい…」「ボーカルの〇〇ちゃんみたいに可愛く歌いたい…」「〇〇ちゃん結婚してくれ…」最後のは私です。

 

そんな感じで、今の時代に圧倒的需要がある女子ボーカルバンド。私は今回、新世代のトップを担おうとしている、ある一つのバンドについて焦点を当ててみた。

 

 

Shiggy.Jr

 

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www.youtube.com

 

声可愛いなぁ~…。

 

Shiggy.Jrは2012年に結成され、現体制となったのは2014年である。結成1年後にリリースされた1st EPもWEB上で注目されたが、盛大にバズり始めたのは間違いなく2014年7月に2nd EPとして発売された上記の「LISTEN TO THE MUSIC」がきっかけだろう。

 

 

私もリリース当初に聞いた覚えがあるが、その時の印象はとにかくボーカルの声が可愛い。曲全体でみると、電子音満載の若干パリピ音楽みたいに聞こえるが、なんかPV楽しそうだし、寺だし(?)、ビジュアルもいい具合にチャラくて、ええやん!というとんでもなく粗雑な感想を持っていた気がする。

 

その後、このバンドはあれよあれよとバズりにバズり、2015年にファーストシングル「サマータイムラブ」でメジャーデビューまで果たす。結成されてからわずか3年足らず、現体制になってからだと1年弱である。驚異的なスピードで彼らは有名になっていくのである。

 

他の楽曲を聴いてみると最近になるにつれて、バンドサウンドが強調された楽曲も多くなってきたように思える。ギターポップ、と称せるほどには前面にギター原田のテクニックが炸裂していたり、曲によってはベースソロやドラムソロなんかもあったりして、先ほどのPVの時の電子音イメージは変わりつつある。ポップだけどしっかりロックの部分もグイグイ来てるバンドだ。

 

 

キラキラポップで、華やかなバンド!…かと思いきや

 

メジャーデビューを達成し、若者からも認知度がアップ。曲調からもさぞアゲアゲな今風の奴らなんだろう…と思ったが、実のところはそうでもないようである。あるインタビュー記事を読んだところ、彼らの実直で確固たる意志がうかがえた。

 

森(Ba.):Shiggy Jr.はね、オシャレじゃないんですよ(笑)。
―オシャレじゃない?
森:一見オシャレっぽく見えるけど、実はすげえ泥臭いっていう。なんかそういうところが、作品や活動にも出ちゃいますよね。それでいいと思うんです。気取らなくていい。

原田(Gt.):池田がずっと言ってますからね、Shiggy Jr.は「普通の女の子が夢を叶えるストーリーだ」って。
池田(Vo.):そう。いろんなボーカリストを見ると、カリスマ性のある人ってたくさんいて。でも私にはそれがないって思ったときに、「じゃあなにが表現できるのか? 私が音楽をやる意味ってなんだろう?」って考えると、本当に普通の私が、「夢を叶えたい」という気持ちと「最高の仲間がいる」というところから力をもらって、どこまでいけるのかを表現したいなって。
Shiggy Jr.の音楽を聴いて、「音楽いいな」って思ってもらえるだけでもすごく嬉しいんです。でも、そういうストーリーに夢を託してくれたり、自分を重ねてくれたりしてくれる人がひとりでもいるなら、そこに誠実でありたいなと思いますね。

 (Shiggy Jr.が語る、メジャーならではの悩みを経て覚悟を決めた今

2016/10/26 CINRA.NET

http://www.cinra.net/interview/201610-shiggyjr)

 

 

勘違いしていました、本当にお恥ずかしい。彼らは全然パリピなんかじゃなく、どうやったら売れるような、茶の間のみなさんに届けられるような音楽が作れるのかを必死に試行錯誤し、そしてメジャーデビュー後も改良を続けてここまで来たバンドだという当たり前のことを、この記事で気づかされました。常にポップであること、その必要性の有無と難しさを考えさせられる内容でしたね。

 

やはりバンドは続けるにつれて、インディーズからメジャーになるにつれて、変わらなきゃならない部分と変わっちゃいけない部分という問題にぶち当たるものなんですね。バンドマンって、大変や。

 

他にも、メジャーデビュー後にボーカル池田の歌い方の変化があったことや、彼らなりの歌詞へのこだわりなど、詳しいことが書いてある記事ですので是非こちらもご一読していただきたい。

 

そんな彼らのフルアルバムがリリース!!

 

そして、Shiggy.Jrはついに10月26日、1st full album『ALL ABOUT POP』をリリースしました!私もまだすべては聴いてないんですが(土下座)、とんでもなく良い出来だと周囲からの反応を見ると期待してよさそうです。

 

メジャーデビューした彼らが、インディーズ時代とは違う新たな「Shiggy.Jr」としての第一歩を踏み出した、いわば「挑戦状」のような覚悟を持ったこのアルバム、ぜひ皆さんお買い求めください!!給料日まだ先な人はこれで我慢じゃ!

 

www.youtube.com

 

 


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