新・おんがくの時間

様々なジャンルの音楽にあーだこーだ言うブログ。

チャゲじゃない方はなんで覚せい剤使っちゃったの?

 

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やっぱり時事ネタには踏み切るべきだと、私の中の悪魔が囁いたのでこの話題を取り上げたいと思います。

 

つい先日から、ワイドショーなどで連日報道されている元CHAGE and ASKAASKAさんの逮捕報道。逮捕理由は、覚せい剤取締法違反でした。彼は2014年にも同じく薬物関連で逮捕されています。

 

今回の覚せい剤に加え、大麻やコカイン、MDMAなどといった危険薬物に依存し逮捕される有名人の中に音楽に携わっていた人というのは少なくありません。ASKA容疑者のように一時は一世を風靡したような大物アーティストが逮捕されるとなると、世間から一気に注目を浴びます。同時に「また、音楽業界か」といった意見も出るでしょう。

 

なぜ、覚せい剤を。ダメだとわかっても手を出してしまうのが危険薬物、しかし、そのきっかけというのは音楽を作る上では時に生じてしまうものなのかもしれません。それは、海外に目を向けてみるとよくわかることだったりします。

 

 

数多くの海外アーティストが手を染めた薬物

 

メロディが、リフが神から降ってきたなんて言葉をどこかで聞いたことがあります。実際曲作りに煮詰まったときに煙草を吸うような感覚で薬物を使う傾向が海外には多くあるようです(場所によっては一部の薬物が合法化されているところも)。それが日本でも起こっているのでしょうか。

 

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あのレディー・ガガだって昔は重度のコカインやLSDという危険薬物の中毒症状を抱えていたという。当時のことを彼女はこう語っていた。

 

 「ミック・ジャガーアンディ・ウォーホルのようにわたしが愛したアーティストたちと同じようにしたかったの。わたしは、繰り返し薬を使用して、もう死ぬのだと思っていた」

 

レディー・ガガ、薬物中毒の日々から立ち直った理由が明らかに

 シネマトゥデイ 2010年2月8日  

http://www.cinematoday.jp/page/N0022332

 

 

そう、彼女は曲作りのために薬物を使ったが、加えて彼女の憧れのロックスター達も同じように薬物を使っていたことが中毒症状に拍車をかけたのだ。上記のローリングストーンズのミック・ジャガーであったり、エルヴィス・プレスリーであったり。遡れば遡るほど、薬物に依存していたロックスターは数多く出てくる。

 

 誰だって一度は聴いたことがあるであろうビートルズ、彼らも薬物に依存しており、曲やアルバムによっては薬物が大きく影響していることを連想せざるを得ないようなものがたくさんあるのだ。見ているうちに、まるで異世界にトリップしているような感覚を味わう。小さいころには見ない・聴かないほうがいいかもしれない…。

 

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狂気である。(ちなみに、この曲は私は大のお気に入りである)

 

 

成功したが故のプレッシャー

 

ASKA容疑者も含め、今まで名の挙がってきた人物はすべて一度は音楽的に成功を収めている人々だ。彼らは成功したのちに、次回作に否応なしに大きな期待を寄せられる。いつの間にかそれが大きなプレッシャーとなって彼らにのしかかってくるのだ。

 

薬物に手に染める理由は様々だというが、重圧から逃れるために使用するケースは多いという。楽になるために、余計なことを考えないようにするために。そしてそれがいつしか、常習化してしまうのだから、薬物は怖いのである。

 

成功故の重圧、曲を作らなければならないという焦り、先人たちの依存していた姿…。

ミュージシャンが薬物に手を出しやすい理由も何となく見えてきた気がする。

 

 

最後に

 

バンドをやろうとしている諸君、音楽は楽しい。ただ、時につらい時もあるだろう、壁にぶち当たるときもあるだろう。そんな時に、自分の憧れの人物を思い出す前にまずピーポ君を思い出してほしい。愛する家族のことを思い出してほしい。そして、再認識してほしい。薬物は人生を壊す。それを踏まえて、大いにロックンロールに励んでほしい。以上である。


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