新・おんがくの時間

様々なジャンルの音楽にあーだこーだ言うブログ。

アレキサンドロスさん、良い具合に散らかす

 

 

ちょっと前まで、ライブハウスで見るようなバンドが地上波の音楽番組(Mステ等)に出演するなんてことは頻度的にそう多くなかったはずだが、もう近頃は当たり前のようにそんな光景を目にする。

 

個人的に、そんな流れの最初にいたのは[Alexandros]なんじゃないかと思う。彼らがテレビによく出始めてから、地上波で所謂邦ロック系のバンドが出ていても違和感をあまり感じなくなったように思える。

 

f:id:hyena0615:20161203212132j:plain

 

今では日本どころか海外でも知名度はぐんぐん上がっており、歌番組の特番なんかにもしれっと名を連ねるくらいには地位を上げてきている。ギターボーカルの川上洋平に至っては映画で俳優として出演したそう。そりゃかっこいいもんな、スタイルもいいし。顔ちっちゃいし。英語もペラペラだし。俺が勝ってるところなんて…何一つない。神よ…。

 

 

今のアレキサンドロスはどんなバンドなのか

 

実は私、少し前は彼らのライブに行くくらいにはよく聴いていたし好きだったんです。ライブでもみくちゃにされて、何回も貧血起こしそうになった覚えがあります。

 

でも、地上波のせいか人気が爆発してからライブチケットも取りづらくなり、そのままフェードアウト。シャンペイン時代の音源を主に最近は聴いていたので、あまりアレキサンドロスには関心を持っていませんでした。だからこそ、テレビでちらちら彼らを見るたび思っていたのです。「今はどんな音楽をしているんだろう…?」「まあ、メンバーは改名する直前と変わってないし、さほど変化もないのかな…」

 

 

www.youtube.com

 

ちなみに、僕の中の彼らのイメージはここらへんで止まってました。ちょっとキザでカッコつけてるけど技巧派でガレージ色もぷんぷんする、革ジャンの似合う「イカした」ロック。サビなんかではノリやすくて、ライブでも気持ちよく踊るように楽しめた記憶があります。やっぱちょっとカッコつけてるぐらいが丁度いいんだろうなあ、だってホントにクールなんだもの。

 

てな感じで、最近のPVでも見てみるかと思って、youtubeを開いた結果。

 

www.youtube.com

 

えっ!?

 

これホントにシャンペ…アレキサンドロス?一瞬頭が混乱してきちんと曲を聴けなかったので、私は二回聴きました。

 

まず視覚で混乱させられます。スーツの彼らに、舞妓はん。舞妓はん…。

そして聴覚。和テイストなイメージを持たせつつ、重めでダークなサウンドにラップのごとくまくし立てる英語詞。なんかおもてたんと違う!!

 

いや、これはこれでかっこいいとは思うんだけど、なんというか、変わりように着いていけてないおじさんがここに約一名。

 

続けてこちらも見てみましたよ。

 

www.youtube.com

 

 ザ・ポップ。爆発するように盛り上がるのかと思わせといて、剛速球で洒落乙ポップをぶちこんでまいりましたこの洒落乙バンド。意外性しかないぞこのままだと、なんか違うぞおもてたんと(二回目)。

 

まあ曲の展開的にも嫌いではない、でもなんだか私が止まってたあの時の彼らのスレたガレージ感は微塵もなくなっているように思えるんだけど…

 

これも、これはこれでかっこいいよ!ただ、なんかブレブレな気がしないでもない。統一する義務も必要もないとはおもうけど、あまりの振れ幅の大きさにファンはついていけているのかな…?あ、ようぺかっこよかったらそれでいいのね。ちょっと頭冷やしてこい。

 

 

まとめ

 

こんな偉そうなこと言ってますけど、なにせ私にわかなもんですから、もっと色々と聞いてみないと批評もできないんですが、今回は久しぶりにyoutubeで聞いてみたら「なんじゃこりゃ」と思ったのでありのままの感想をつづらせていただきました。

 

なんかこれが逆に良い具合に散らかっていると捉えられれば、彼らの音楽の幅が広がって、可能性も広がるんじゃないか、なんていう音楽雑誌にありがちなことを言っておきます。でも俺はFor Freedomが一番好きよ。ガレージに戻っておいで、と言いたくなりますが、このバンド日本の未来を担っちゃいそうな勢いなので心にとどめておきます。

ほんじゃまか!

 

 


にほんブログ村