新・おんがくの時間

様々なジャンルの音楽にあーだこーだ言うブログ。

突如現れた新星、おいしくるメロンパンって?

 

 

日々どこかで新しくバンドが結成され、どこかでバンドが活動を止める。新陳代謝の激しい音楽の世界ですべてのバンドをチェックするなんてーのは無理な話です。なにかをきっかけにバズって、それがwebメディアや雑誌に取り上げられる。そしてようやく音楽好きな私たちが目にしたり耳にしたりするわけです。

 

 

ってことは、音楽にそこまで情熱を持ってなくて、新たな音楽との出会いを探していない人々にバンドの存在や音源を知ってもらうには半端じゃない運と時間が必要…なはず。でも、とんでもないバンドが世の中にはいるもんで、結成して1年ちょっとでROCK IN JAPAN FESTIVALなんかに出演しちゃって、こんな俺でさえ知ってるようなバンドに急激に成長したバンドがあるんです。類稀な実力と強靭なを持ち合わせたバンド、それが!

 

 

おいしくるメロンパン

 

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なんじゃそのバンド名(正直な第一印象でした)。2015年9月に結成、都内で活動する3ピースロックバンド。活動開始間もなく、「RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL」で優勝し、ROCK IN JAPAN FESTIVALという大舞台へのチケットを手に入れる。まだ公式のミニアルバムも1枚しか出てないのに、なんだこいつらは!?とりあえず、どんな曲を作っているのか、唯一あるMVを見てみましょう。

 

 

 

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良い。非常に良い。聴いた最初の時は、ボーカルの声が少し女みたいに弱弱しくて、どうかな?と思ったけど、このバンドのメロディには抜群にハマっている。透明感のあるギターサウンドにも相性がいいのだろう。なんだか安定はしていないけど、それがクセになる。曲のテンポは速めだが、途中でリズムが変わったり戻ったりと構成でも飽きさせない。

 

ベースラインも動きまくってて聴いていて楽しい。しょっちゅうベースが前に出てくるところがあるけど、このくらい自己主張が激しくても嫌にならない、ベースソロもイカしてる。…MVの話だけど、2サビ直前のベースの仕草が好き(笑)。

 

 

ドラムもはっきりした音で疾走感のあるプレイが素敵。実はこのMVより前に出ていた配布音源で初期の色水を聴いたことがあるんだけど、その時より全体的数倍良くなっている。当時は結構粗かったけど、今回は良い意味で綺麗にまとまってる。アレンジも所々に見られて、バージョンアップしてる感じ、とても好き。

 

 

あと、サビの歌詞が個人的に好きなんですよね…、切ないようでなんだか高校時代を思い…出さねーわ。男子校だわ。

 

 

色水になってく甘い甘いそれは
君と僕の手の温度で思い出を彩ってく
寂しくはないけどちょっと切なくて
流し込んだ空の味

 

 

まだまだ粗削りだが、期待大

 

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こちらは今夏のライブ映像だが、演奏面ではやっぱりまだ安定感はない。ドラムがある程度リズムキープできてるからまだいいけど、ギターソロの音圧とか足りてないように思えるし、ベースもこのライブではちょっと微妙(生で聴いたらわからないですけどね!)。とはいえ、彼らの曲決して簡単な曲ではないし、このクオリティで演奏してるだけでも凄い実力だとは思う、ただもっと場慣れすればとんでもないバンドに化けそう…。

 

何といっても彼らはまだ結成して1年ちょっと。これからどんどんライブをやって新しい曲を作る、いわば発展途上の途上も途上です。そんなバンドが今のうちからこんなに名を売って、この先一体どうなっちまうんだ!?てぇへんだ!…と筆者は思っております。

 

何と今年はCDJにも出る彼ら。ぜひ行く人は、おいしくるメロンパンのライブを見てみては?

 

 

 

 

 


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