新・おんがくの時間

様々なジャンルの音楽にあーだこーだ言うブログ。

新宿&下北沢から将来出て来るニューカマーバンドを調査した件

 

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新宿。そこはもはや迷路である。まず新宿駅に着いてみれば、出口がアホみたいにある上に、とりあえず地上に出てみれば客引きのオンパレードである。禁止されてるんだろ?どっか行ってくれよ…。ちなみに、友達から聞いたんですけど新宿の街って深夜に水撒いて綺麗にしているって本当ですかね。

 

 

下北沢。言わずと知れたサブカルタウン。ヴィレッジヴァンガード、飲み屋、マック、古着屋、古着屋、古着屋。大体そんな感じ。一眼レフ持って行かないと殺される。何気ない脇道とかにあるアンティークショップに入らないと今後出禁になる。そんな愉快な街。

 

 

この2つの街には、他に比べてライブハウスが多い印象を持つ。調べただけでも、下北沢が30件、新宿が92件(コンサートホールとかも含まれてるらしい)。そんなあるんだから、それだけ多くのバンドマンが利用する街であるのは確かだ。そして、そのバンドマンの中から、次のロッキンオンジャパンの表紙に出るやつが出てくるわけである。そんな夢に満ち溢れている街が、新宿であり下北沢である。

 

 

でも、そんなに頻繁にライブハウスって行くもん?

 

 

ちょっとここからは、このブログを読んでいるということから少しは音楽に興味を持っている方々という前提で話をするが、正直結構音楽良く聴く人でも、新宿や下北沢のライブハウスに頻繁に足繫く通っている人は少ないと思う。「知らないバンドばっかりだけど…なんか今日はむしゃくしゃするし、ライブハウス行ってみようかなっ」

 

ねーよ。そこまで現実は甘くない。

 

 

お気に入りのバンドの対バンでたまたまライブで見たバンドがたまたまカッコよかった!音源買ってみようということはあるだろう。だが、それって相当低い確率である。ただでさえそんな週に何度も行くわけでもないライブ、しかも知ってるバンドのライブじゃなかったらなかなか高いお金出して行く気も起きない、ドリンク代が値上げしている、様々な理由が重なって足取りは重くなっていく。

 

 

だから、基本的に今の時代の音楽との出会いの場はyoutubesoundcloud、まあ強いて言うならツタヤくらいだろう。ただ、これも相当な物好きじゃないと、名前も知らないバンドに時間やお金をかけることをためらうのが一般消費者の性だろう。

 

 

というわけで…

 

今回は、まだ雑誌などで大きく特集されていないような”これから”のバンドたちを紹介します。あらかじめ、新宿下北沢界隈でよくライブをしているバンドマンの知り合いにインタビューをしてきました。バンドマンから見た、オススメバンドなので安心してご覧ください。ちなみに、その知り合いのバンドは後々ちゃんとこのブログで紹介しますので、お楽しみに(笑)。

 

 

teto

 

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なんでも、最近よくいろんなバンドに対バンで呼ばれているようで、告知などで見る回数が大幅に増えてきた噂のバンドだそうだ。まあ、このバンド2016年から活動しているんだからそりゃ最近見かけ始めたに決まってるんだが、とにかく勢いが凄いのがPVからもわかる。意味があるようでないようであるようでない、マシンガンのように放たれる歌だが、メロディはどこか懐かしさを感じさせる。鋭すぎるように見せかけて、どこかポップさも隠し持ってる。なんだか、「tetoって〇〇ってバンドに似てるね」ってのが思い浮かばないあたり、唯一無二性は確実にある。

 

他にyoutubeにアップされているPV「高層ビルと人工衛生」も併せて聞いてほしい。こちらの方が、より良い意味での古めかしさ、懐かしさを持っている。

 

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 ツイッターなんかでライブが最高だったというツイートをよく見かけた。やはり、生粋のライブバンドはライブをやればやるほど話題になっていく。そして売れていくんだろう。tetoもおそらくその類だろうから、大手音楽雑誌よりも先にtetoを自分のものにしてやってください(ライブ見に行ってくださいの意)。

 

 

キイチビール&ザ・ホーリーティッツ

 

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正直初めて聴いた時、度肝を抜かれた。凄いな、まだこんな奴らがライブハウスには眠ってるのか。こんなキャッチ―な曲作れるのは紛れもなく天才の類だ。違いない。

 

このギターを持ってるフロントマンがキイチビールさんです。そういう名前だったのね、ちょっとびっくり。他にもベース、ドラム、キーボード、女性コーラスがいて、5人組のバンド編成となっている。2015年に結成され、2016年に初ライブを果たしたこれまた最近のバンドである。初ライブで歌った「かっぱえびせん」をきっかけにじわじわと注目が集まり、今では企画を行えば満員になるような人気急上昇のバンドである。

 

「下北沢っぽい」って多分いろんなジャンルに使えちゃうと思うからあんまり使いたくないんだけど、紹介するとき使っちゃいそう。えっと、じゃあ「昼下がりの下北沢をぷらぷら歩いているときっぽい」にしておきます。

 

私の知り合いはこのバンドとも対バンをしており、「できれば教えたくない」というほどに自分だけのお気に入りにしておきたいバンドなようだ。フロントマン、キイチビールのポップスにぴったりな歌声が最高にキャッチなーメロディに乗ってるんだから、ハッピーになってしまうこと間違いなしである。ところで、あるサイトに載っていた、彼らのCDを評したコメントが面白かったので最後に載せておく。

 

ライブでも人気の「キイチビールのテーマ」、「かっぱえびせん」など4曲を収録、電気を幾度となく止められている人間が、どうしてこんな良い曲を書けるのでしょうか、、、

 

http://www.mona-records.com/shop/item/post_437.php

 

 

 

evening cinema

 

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マジでいっぺん聴いてくれ。俺の単なる予感だけど、いずれ天下を取りかねないようなバンドを見つけたんだ。

 

一番皆さんに知ってほしいバンド、それがこのevening cinema。渋谷が主な活動拠点ではあるみたいなんだけど、下北でもよくライブしてるそうなので紹介させてもらいやす。良質すぎるAORサウンド、オシャレでいてグッとくる。70年代、80年代の松田聖子なんかを聴いていた人たちが感じていたであろう、音楽で味わう儚さや甘酸っぱさが現代にもあった。キーボードの電子音で宙に浮かせられながらも、ベースやドラムのリズムで踊りだしてしまうような不思議な感覚。心地よすぎるポップスの形である。

 

また、ボーカルの原田の声は今の時代に逆らっているかの如く、優しいが新しすぎない。ギターが時折エモさを醸し出してくるのもとても良い。もうホントにドンピシャすぎて…今度evening cinemaについては記事書きます。この尺じゃまとめきれない。調べてるうちにsoundcloudの音源聴いたら鳥肌立っちまったよ、今書いてるの深夜2時だぜ…。

 

 

 

いかがでしたか?

 

3つしか紹介していないんですが、それぞれが個性強すぎてこれ以上紹介するとまとまりなさすぎるので(今もないけど)ここでやめておきます。知ってる人は知っているバンドばかりなんでしょうけど、これをきっかけに知った皆さんもいることでしょう。ぜひ、どのバンドもライブがやはり最高だとおもうので、ぜひ新宿や下北沢のライブハウスに足を運んでみてくださいね!ご協力いただいた知り合いのTさん、ここで感謝をさせていただきます、ありがとうございました!それでは。