新・おんがくの時間

様々なジャンルの音楽にあーだこーだ言うブログ。

2017年 月間MVP発表! ~1月編~

 

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たびたび野球を引き合いに出すブログで申し訳ありません。プロ野球の世界にはシーズン中に1か月間の成績をもとにその月のMVPを決める「月間MVP賞」というものがあります。シーズンを通して活躍できなかったとしても、短期間の活躍が表彰されるという賞なのです。ちなみにサッカーなどの競技でも取り入れられているのですが、今回はそれを音楽業界でもやってみようじゃないかという、ぶっちゃけ丸パクリ企画です。

 

色々な雑誌でも、「今月の特集」的な感じで月ごとに発売されたCDを紹介していくコーナーは必ずあると思うので、そういう雑誌見ている方はちょっと退屈かもしれませんごめんなさい(笑)。ただ、これはいつもの謳い文句ですが「あくまで個人的な意見」ですので、雑誌では全然取り上げられていなかったのがあった!なんてこともあるかもしれません。一応優越をつけてしまっている分、思い通りの結果ではないかもしれませんが、申し訳ありません。

 

ちなみに今回はORICON NEWSさん(http://www.oricon.co.jp/)の情報を参考にしています。ありがとうございます。こんなに一か月でCDが出てるなんて知らなかった…。

 

 

ということで、一応メインとしては「アルバム編」「シングル編」で分けていきたいと思います。ところで、今回この企画をやるにあたって流石に全部のCDを買うことはできないという当たり前の壁にぶつかったので、アルバムに関しては前評判や個人的な期待を含めて”オススメ”という形で紹介します。なので、これに関してはランキングとかではないです、ご了承ください。

 

シングルに関しては、動画サイトにあるものはすべて聞いてから決めます。先に言っておくと、このブログの趣旨および個人的な嗜好から、ロックバンドやインディーズなどを基軸として候補を決めているのでアイドル(たまにあるかも)や演歌、そして洋楽は含まれておりません(洋楽入れると数が膨大すぎるため)、あしからず。詳しい説明は後ほど。それでは、アルバム編から!

 

 

【アルバム編】

 

~今月の一枚~

 

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THE KIDS
Suchmos

 

発売日
2017年01月25日
発売元
SPACE SHOWER MUSIC

 

…今年に入ってインパクトが一番強かったのはやはりSuchmosだったんじゃないだろうか。前作「THE BAY」から約1年半の時を経て発表されたこのアルバムはオリコンで最高2位を記録。代表曲「STAY TUNE」がCM起用などで勢いよくバズりまくり、バンドの名前がじわじわと一般層にも染みわたってきたという、土壌が成熟してきたところでのアルバム投下は効果てきめんだったのだろう。音楽のジャンルという概念にとらわれず、確固たる地位を築き上げつつあるSuchmosは2017年の主役第一候補だ。

 

 

~ピックアップ7~

 

RegaRega

http://www.oricon.co.jp/prof/459545/products/1208480/1/

 

ONE OK ROCK 『Ambitions』

http://www.oricon.co.jp/prof/395502/products/1211540/1/

 

BRADIO 『FREEDOM』

http://www.oricon.co.jp/prof/598824/products/1207487/1/

 

Awesome City Club 『Awesome City Tracks 4』

http://www.oricon.co.jp/prof/643357/products/1212122/1/

 

SHANK 『Honesty』

http://www.oricon.co.jp/prof/431977/products/1211164/1/

 

Mrs.GREEN APPLE 『Mrs.GREEN APPLE

http://www.oricon.co.jp/prof/637558/products/1209139/1/

 

Omoinotake『so far』

http://www.oricon.co.jp/prof/687266/products/1208866/1/

 

 

総評…ここに挙げたもの以外でも、多くの人気ミュージシャンが1月にはアルバムをリリースしている。ブルエンやくるりART-SCHOOLなども軒を連ねた1月であったが話題度で言うとやはりワンオクが少し抜きんでているか。先日書いたブログでも取り上げた一連の騒動に加え、方向転換とも捉えられる楽曲が収録されているのも注目の要因だ。そのほかは、今のシーンを彩る急上昇バンドが印象的だ。セルフタイトルを発表したミセス、そのファンキーなサウンドで人気爆上げ中のBRADIO、久しぶりのアルバムリリースとなるメロコアの雄SHANKなどなど。そして、あえてその中でピックアップしたのが最後に挙げたOmoinotakeである。島根県発のピアノトリオの1stフルアルバムが遂にリリース。代表曲「Hit It Up」はその美しいメロと踊りだしてしまいそうなテンポが最高に心地よい。次世代に風穴を開けてくれるに違いないバンドなのでぜひチェックしてほしい。

 

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【シングル編】

 

選定基準…一か月のうちにリリースされたシングル作品の中から、まずは”MVP候補として10の作品を選びます。そして、その中から優秀作品を3つとMVPを1つ決めたいと思います!ちなみに、時として特別賞や優秀作品が増えることもありますが、あしからず(笑)。

 

 

~特別賞”ニューカマー枠”~

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WIDE AWAKE EP 
FIVE NEW OLD

 

発売日
2017年01月11日
発売元
TWILIGHT RECORDS

 

…選定しているときに、一番頭を悩ませたバンド。優秀作品の3つに入れるかどうか迷った挙句、紹介できないのが勿体なすぎるので特別枠を作らざるを得なかった。日本人離れした発音に加えてオシャレ感全開のサウンド。日本のバンドとは思えないような曲を聴いている感覚になった。とはいえ、彼らの音楽の根底にあるのは80年代の洋楽ポップス。それでいてあくまで日本風にテイストしなおさない辺りが、こだわりの強さなのだろうか。ここに、もっと印象的なリフやサビが付くとぐんぐん知名度が上がりそう。

 

 

 

~優秀作品~

 

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ヒカリノアトリエ

Mr.Children

 

発売日
2017年01月11日
発売元
トイズファクトリー

 

…邦楽界を長い間支え続けながらも、第一線で活躍し続けるスーパーバンド、ミスチルNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の主題歌として人気を集めるこの曲は、国民的になじみ深い”これぞミスチル”といわんばかりの優しさと暖かさに溢れた楽曲になっている。「今日を信じて、これからも生き続けていこう」という前向きなメッセージが詰まった、ポップスの王道ともいうべき一曲がリードトラックとなっている。何も気にせず、安心して聴ける一枚。

 

 

 

 

 

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Dead End in Tokyo
MAN WITH A MISSION

 

発売日
2017年01月25日
発売元
ソニー・ミュージックレコーズ

 

 

…地上波の音楽番組への多数出演や、海外でのコンサートも好評と着実に知名度を世界レベルで上昇させているケモノ系ロックバンド、マンウィズのシングルはやっぱりストレートにかっこよかった。最近日本のエモ・ハードコア系バンドが海外の同系統のバンドに似せてきており、日本独特の雰囲気が失われつつある実態があると思うのだが、マンウィズはそんな流れの中でも海外っぽさと日本っぽさをしっかりミックスしている方だと感じた。プロデューサーにはあのFall Out Boyのギター・ボーカルであるパトリックを招き入れているため、その雰囲気はシングルの収録曲の中にもしっかり表れているし、今までのマンウィズならではの新しすぎないエモ・ロックが前面に出ている作品だ。「究極の生命体」は進化を止めることなく突き進んでいるのがよくわかる。

 

 

 

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美しい日/全部
SUPER BEAVER

 

発売日
2017年01月25日
発売元
[NOiD]

 

 

歌詞に惹かれてバンドを好きになる、というきっかけはこのバンドに関してよく耳にするかもしれない。人生を力強く応援してくれる「美しい日」と人生とは何かを教えてくれる「全部」の両A面となるシングル。バンドサウンドも小細工なしの耳にスッと入りやすい音になっていて、それが下地にあるからこそ歌詞が入ってきやすいのかもしれない。それでいて、しっかりとサビでは強い高揚感を味合わせてくれるという充実感…ライブバンドとしても高い評価を受けているのがうなずける。フロントマンの渋谷はかっこつけてるようでかっこつけていない感じや独特のワードセンス、シンプルかつ心に響くリリックが若者にウケているようで、憧れのバンドマン像として確立しつつある存在だ。シングルとしてもそうだが、バンドとしても成長するSUPER BEAVERに期待大。

 

 

 

~1月のMVP~

 

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グリーンボーイズ
グリーンボーイズ

 

発売日
2017年01月24日
発売元
エピックレコードジャパン

 

 

…ついにお前も世間の流行に負けたか、という指摘をいただくかもしれないが、全くそういう観点は度外視したうえで、MVPにさせていただいた。言わずもがな、映画「キセキ -あの日のソビト-」をきっかけに劇中にも存在する4人組ボーカルユニット(菅田将暉・横浜流星・成田凌・杉野遥亮)がそのまま実世界でもCDデビューしたというのがグリーンボーイズのなりゆきだ。正直言ってイケメンしかいないわけで(個人的には成田凌推しです)、ルックス重視で歌はそうでもないんだろ?というのが私の初見での印象だった。じゃあPVあるなら見てみるかということで、上記の「声」を視聴したところクリビツテンギョウ。普通に好みの音楽だったので…(笑)。

 

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まだ映画は見てないのだが、予告見ただけでもこの音楽は映画にぴったりはまるんだろうなっていう確信みたいなものがある。メロディはあの天下のGReeeeNなだけあってやっぱり万人受けするし、聴き馴染みもあるからすぐに受け入れられる。そして、そこに役者陣の個性が上積みされていくわけだ。決して歌がバカ上手いわけではなく、どちらかというと少し未熟な面もあるのかもしれないが、本家では見られないような表現力がPVの雰囲気からも感じ取られる。個人的にGReeeeN自体を中学生以来あまり聴いていなかったので、懐かしさと新しさが相まってとても好印象だったのがこのグリーンボーイズだ。曲はもともと既存であったものがほとんどなわけだし、そういう意味での目新しさはないものの映画との相乗効果でぐっとこの楽曲たちの良さは引き出されている気がする。少しメジャーよりな選考となったが、今回のMVPはグリーンボーイズで決定である。

 

 

~1月 MVP候補

 

MAN WITH A MISSION 『Dead End in Tokyo』

KEYTALK 『ASTRO』

SUPER BEAVER 『美しい日/全部』

グリーンボーイズ 『グリーンボーイズ』

魔法少女になり隊 『革命のマスク』

go!go!vanillas 『おはようカルチャー』

LUCCI 『ふたりを綴れば』

Mr.Children 『ヒカリノアトリエ』

FIVE NEW OLD 『WIDE AWAKE EP』

バンドじゃないもん! 『YAKIMOCHI』

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

まとめるのにだいぶ時間がかかりました。一か月だけでこの量は凄まじい…。とはいえ、知らないバンドのいい曲を知れたり、もともと知ってたバンドの新曲を聴けるいい機会になったし、なるとおもうのでぜひ活用していただけたらなと思います!あと、この選定に対するコメントなんかもあると嬉しいです !まあ賛否両論だとは思うんですけどね…、また2月にもやる予定なのでお楽しみに!