新・おんがくの時間

様々なジャンルの音楽にあーだこーだ言うブログ。

今ノリにノってるファンキーな奴ら、BRADIO

 

 

 

 

Party People、通称パリピ。2015年のギャル流行語大賞に選ばれた、今ではおなじみのワード。まず、そんな賞があるのを調べて初めて知ったんだけど、まあ大賞を取るくらいには影響力のある言葉なのは確かだ。意味としてはパーティーやクラブなどのノリのいい空間を好む人間のことを指している。多分りゅうちぇるとか藤田ニコルらへんを想像してくれれば分かりやすい。

 

 

ギャルがツイッターで「パリピ集まれ~!!」なんて呟いてるのを見ると、日本もまだまだ元気なんだな、と思うけれど、あんまりこのパリピの印象って良くはない。だって何代目なんちゃらソウルブラザーズみたいなやつらでしょ?テラスハウスに出てるようなやつらでしょ?…俺はパスで。

 

 

ところで、パリピに似た言葉でFPPというものがあるのを皆さんご存知だろうか?これはFunky Party Peopleの略語らしいのだが、そんな言葉聞いたことないという人が多数いるだろう。しかし、少し時がたてばこのFPPが当たり前のように使われる日が来る…と期待し、今日はFPPの名付け親でありボスである、今ノリまくってるこのバンドを紹介しよう!

 

 

BRADIO

 

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 見るからにゴキゲンな格好である。赤いスーツのボーカル真行寺に至ってはもう完璧である。最近リアルにアフロの人なんてそうそう見ないもんな…パパイヤ鈴木ってそういえばどこ行った?

 

BRADIOは2010年に結成、ギターの脱退を経て今のメンバーに至る。元々ボーカルの行寺とドラムの田邊はThe Movie Archivesというバンドを組んでおり、そのバンドの解散後にBRADIOを結成した。ちょっと気になったから、The Movie Archivesの音源を調べてみた。

 

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これはこれでノリがいいメロディックパンクみたいな感じ。普通に売れそうだけど、パッとしないと言われれば否定もできない。中堅で止まっちゃいそうなイメージだな~。

 

まあそんな話はさておき、BRADIOはファンクやソウルなどの黒人音楽色が強い。最近でいうとアメリカで大人気を誇るアーティスト、ブルーノ・マーズなんかが似たようなもんだ(BRADIOのある曲がブルーノ・マーズとよく似ているというのもある)。早速そんなノリノリな曲をいくつか聞いてもらいたい。

 

 

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こんなイカしてるバンドがあるなんて、日本も捨てたもんじゃない。タイトだけどしっかりキメるとこはキメてくるドラム、もはや指使いからしてエロい、ファンキーかつジャジーなベース、R&Bチックなキレのいいカッティングを駆使するギター、そして日本人とは思えない声量、声質、リズム感を持つ天性のボーカリスト。フロアを躍らせるには十分すぎるメンバーだ。

 

こんなバンドは現在の邦ロックシーンにはいない。類似しているバンドが大抵いるもんだが、BRADIO枠はなかなか無い。ファンクなバンドという面では幾つもあるのだが、ここまでノリノリな見た目と音楽が兼ね備わっているのはなかなか貴重だと思われる。

 

最近では精力的なライブ活動に加え、ラジオやTVでの露出も増え、ドラマの主題歌を担当するなど着実にその名を上げてきている。そんな彼らのファンのことをFPPと呼ぶのだ。皆も今すぐFPPの仲間入りだ!俺?俺は…もうFPPです

 

 

懐かしく、それでいて新しい

 

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このバンドのライブではフロア全体がパーティ状態になるくらいにとにかく盛り上がる。俺なんかではついていけなそうな感じがするが、先日ライブに行った友人に言わせてみれば「勝手に踊りだしてる」とのこと。なんだよそれ、パリピじゃーん…え、FPPじゃーん!!

 

ちなみに、上の動画の「スパイシーマドンナ」のサビなんかでは皆で振り付けを真似しながら踊るわけだ。ノリノリな音楽に合わせて楽しい振り付け…パラパラ?ちょっと違うか…。

 

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加えて、BRADIOの曲は特にサビがとてもキャッチー、というか90年代邦楽ポップスの香りを漂わせる。Bメロなんかで変化球のように小難しいフレーズを入れてきたりするが、最後に行きつくのは口ずさめるようなメロディだ。

 

なんだかこのバンドを聴いていると、あの日本のR&B界の帝王、久保田利伸を思い出す。あそこまでファンキーではないが、メロディの節々ではあの頃の音楽のような懐かしさを覚えるのは私だけだろうか。別にこのバンドのコーラスにナオミ・キャンベルがいても俺は驚かない。…いや、それは驚く。

 

 

どうでしたか?

 

今回はMV盛りだくさんの記事でした。BRADIOは音源を聴いているだけでもドキドキするような、踊りだしてしまいそうになるようなバンドです。ファンキーでいてどこか懐かしい、そんなパーティーバンドの勢いはとどまるところを知りません。

 

前の記事のおいしくるメロンパンもそうですが、BRADIOも今年のCDJに出演が決まっているそうです、ぜひ見に行かれる方は踊り狂っていただきたい、俺の分まで!!

それでは。

 

 

 


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