新・おんがくの時間

様々なジャンルの音楽にあーだこーだ言うブログ。

邦ロック全般

青春をありがとう、B-DASH

www.youtube.com 僕ら20代前半には少し馴染みが薄いかもしれないが、おそらく一世代上の男性なら大体知ってるこのバンド、B-DASH。1997年に結成され、メロコアブームをけん引した3人組が、20年間の活動に終止符を打った。 ~B-DASHより、皆様に大切なお知ら…

2017年 月間MVP発表! ~1月編~

たびたび野球を引き合いに出すブログで申し訳ありません。プロ野球の世界にはシーズン中に1か月間の成績をもとにその月のMVPを決める「月間MVP賞」というものがあります。シーズンを通して活躍できなかったとしても、短期間の活躍が表彰されるという賞なので…

DIALUCKにひと聴き惚れした

ガールズバンドはそれぞれの時代において、一つのシーンを作り出す力を持っている。「ロック」といえば男臭いイメージがあるなかで、それをあえて女子がフロントで演奏するという奇抜さ、そして度胸。今でこそ数えきれないほどのガールズバンドがあるが、こ…

何故、山田亮一は人情を唄うのか——?音楽の未来への賞賛と反抗

2月4日、渋谷O-Crestにてフィッシュライフ自主企画の「太平洋大作戦4」が開催された。対バンには、解散を既に発表しておりこのライブを含めて残り三本で活動を終了する或る感覚、そして毎度おなじみ私の大好きなバズマザーズが名を連ねた。フィッシュライフ…

「今夜はブギーバック」に乗せて…蘇るTOKYOのカルチャー

www.youtube.com 今の世代で「渋谷系」の元祖・小沢健二(以下オザケン)を知らない人は多いのかもしれない。1990年代に一世を風靡したフリッパーズ・ギターやオリジナル・ラブ、ピチカート・ファイブのようなバンドを総称したのが「渋谷系」バンドであるが…

"平成の阿久悠”が贈る、「傑作のジョーク」

大袈裟な話だが、私という人間を語る際に欠かせないバンドがいくつかある。その中でも重要な位置を占めている、バズマザーズというバンドを皆さんご存知だろうか?一般的な知名度はそこまで高くないと思うので、後ほど簡単な説明を入れさせていただくが、今…

ワンオク・takaインスタ騒動から考える、バンドにおけるファンの在り方

今、音楽業界というかバンド業界がざわついている。きっかけは先日、人気ロックバンドのONE OK ROCKのフロントマンであるtakaがInstagramに投稿した文の内容である。この記事を書いている1月26日現在もまだ投稿は残っているので、ネットで検索すれば見ること…

レキシが好きなら、SUPER BUTTER DOGも聴いてくれ

「縄文土器、弥生土器、どっちが好き?どっちも土器」 この鮮烈なフレーズを皮切りに、日本の音楽界に殴りこんできたレキシ(池田貴史)という人物の人気は、もうすでに全国区となっているのではないか。彼の楽曲は主にファンクをベースに作られているが、あ…

俳優・高橋一生とミュージシャン・安部勇磨(never young beach)という兄弟について

私には年の離れた姉がいる。昔から言われるのだが、私と姉はあまり似ていない。顔はともかく性格も全然違うし、年が離れているせいか話もかみ合わない(仲はとてもいい)。実際知り合いからは「ホントに姉弟?」と言われることもしばしば。 たとえ血が繋がっ…

きのこ帝国に出逢えた、この街の名は「東京」

「東京」という曲を思い浮かべてください。そう言われたらあなたは、どのアーティストの「東京」を思い浮かべますか?これはあくまで予想ですが、大方は二つに分かれると思うんです。ひとつは、くるりの「東京」。これはこれであまりにも有名ですね、よく地…

わかったよ、Suchmos聴いてなかった俺が悪かったよ

2016年にアンダーグラウンドから一気にのし上がってきた代表格と言えば、やはりSuchmosだろう。彼らは若者に限らず、30代や40代、もはやそれ以上の世代すらも虜にしたバンドである。昨年の暮れにカウントダウンジャパンに足を運んだ際、私も一度は彼らのライ…

邦ロック好きが取っつきやすそうな洋楽を考える

日々邦ロックを聴いて盛り上がっている皆さん、あなた方は新たな刺激を求めてはいませんか?決して変な意味で言ってるわけではないです、深読みしないでください。要するに、新しい音楽をもっともっと知りたくないですか?という意味です。最初からそう言え…

「おんがくよ、人を生かせ」 リーガルリリーは何を歌うのか

去年からずっと気になっているバンドがあった。そのバンドは、私が大好きなバンドのライブを新宿に見に行ったとき、オープニングアクトで登場した時に初めてその名を知った。ステージに出てきたのは、自分よりおそらく歳の低い女の子3人。見た目からしてもま…

ようやく時代がAlaska Jamに追いつきそう

ブログを始めたての頃に、Alaska Jamについての記事は一度書いている。 hyena-ongaku.hatenablog.com その頃から「そろそろ売れないかなー」とか「もっと有名になってもいいのになー」と思い続けていたわけだが、12月7日にリリースされた3rd mini album『BE …

バンド自体は好きだけど、ファンの所為で好きになれないバンドがある

私はこのブログに初めて投稿した記事で、最近のライブハウスにいる客の一部のマナー・モラルが欠如していることについて少し話した覚えがある。それについての延長線上の話だと思っていただければ飲み込みやすいと思う。 聴いた話・見た話 私の友人が、某バ…

新宿&下北沢から将来出て来るニューカマーバンドを調査した件

新宿。そこはもはや迷路である。まず新宿駅に着いてみれば、出口がアホみたいにある上に、とりあえず地上に出てみれば客引きのオンパレードである。禁止されてるんだろ?どっか行ってくれよ…。ちなみに、友達から聞いたんですけど新宿の街って深夜に水撒いて…

日本の音楽は”殺された”のではなく、”占領された”のかもしれない

最近の音楽番組で、今までライブハウス中心に活動してきたバンドなんかが出演し始めるという新たな動きが出てきているのは事実だが、やっぱり日本の音楽チャートのトップにいるのはAKBグループであり、ジャニーズである。 このブログを見てくれている人みた…

新年早々、世間を賑わせたのは…またもや野田洋次郎

新年あけましておめでとうございます。今年もこのブログをよろしくお願いいたします。 さて、挨拶はほどほどにしておいて、皆さん良い年越しを過ごせたでしょうか?様々な形で新年を迎えたとは思いますが、くれぐれも二日酔いなんかにはご注意を。昼からお酒…

WHITE ASH、突然の解散…「墓場まで持っていく」理由とは

今日、帰宅途中に何気なくツイッターを見ていたら、あるツイートが目に留まった。 いつもWHITE ASHを応援して頂きまして誠にありがとうございます。WHITE ASHより皆様へお知らせがございます。オフィシャルホームページをご覧ください。【オフィシャルHP】ht…

今ノリにノってるファンキーな奴ら、BRADIO

Party People、通称パリピ。2015年のギャル流行語大賞に選ばれた、今ではおなじみのワード。まず、そんな賞があるのを調べて初めて知ったんだけど、まあ大賞を取るくらいには影響力のある言葉なのは確かだ。意味としてはパーティーやクラブなどのノリのいい…

突如現れた新星、おいしくるメロンパンって?

日々どこかで新しくバンドが結成され、どこかでバンドが活動を止める。新陳代謝の激しい音楽の世界ですべてのバンドをチェックするなんてーのは無理な話です。なにかをきっかけにバズって、それがwebメディアや雑誌に取り上げられる。そしてようやく音楽好き…

今だから聴こう、アベフトシ

先日、12月16日は私の最も好きなギタリストの誕生日です。”もしまだ生きていれば”彼は今年で50歳になっていました。2009年に亡くなってしまった、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのギタリスト、アベフトシさんです。 1996年にミッシェルガンエレファントがデビュ…

”ギターロック”で踊りたいなら、夜の本気ダンス

よくバンドが曲中に「踊れぇー!」って言うことありますよね。まあ、そういう時は四つ打ちの踊れるようなダンスビートの曲をやってるんですけど、まあそれがウケがいい。ライブ見に来る奴の半分は、もみくちゃにされたがってる。下手したら音楽を聴きに来て…

踊ってないフレデリックを知らない

近年稀にみる中毒性を持った曲が、最近の邦ロック界には存在する。「踊ってない夜を知らない、踊ってない夜が気に入らない」、このフレーズ、このブログを見ている人なら大体は知っているであろう。ロックバンド、フレデリックの楽曲「オドループ」だ。 www.…

流行を先取りしたいなら今すぐNulbarichを聴け

音楽だけではないが、流行というものはめまぐるしく移り変わっていくものである。それは、人々が常に目新しいものを追い続けているに違いないだろう。「皆が知らない音楽を聴いてる俺、かっこいい」というような自己陶酔が広がって流行が生まれていく。 まあ…

sumikaの新譜『SALLY e.p』、音楽の幸せが詰まってる

12月の初旬も終わりを迎えようとしています。コタツから抜け出せなくなってきた私です。そんな私が、今日なんとか頑張ってコタツから抜け出して向かった場所があります。それは…タワーレコード!! まあ、実は友人に代わりに行ってもらったので上のエピソー…

アレキサンドロスさん、良い具合に散らかす

ちょっと前まで、ライブハウスで見るようなバンドが地上波の音楽番組(Mステ等)に出演するなんてことは頻度的にそう多くなかったはずだが、もう近頃は当たり前のようにそんな光景を目にする。 個人的に、そんな流れの最初にいたのは[Alexandros]なんじゃな…

SHISHAMOのこの曲は聴いとけ!選手権 第一弾

日に日に寒さが増す今日この頃。いかがお過ごしでしょうか? 冬物のコートだけでは足りず、ニット帽や手袋、マフラーなんかも身に着け始める時期ですね、しかしそれでもなお寒い。冬将軍は強さを増しています。やはり皆さんが求めているのは、そう人肌。人肌…

母「この人たち(KANA-BOON)って芸人じゃなかったのね」

時折、母親の放つ言葉というのは息子の予想の範疇を大きく超えてくることがしばしばある。愛すべき存在、尊敬すべき存在であるからこそ、母の突拍子もないへんてこな言動さえ愛くるしいのである。 今年で〇0代に区切りをつけた私の母親は、音楽が好きなのだ…

泥だらけのド直球ポップバンド、Shiggy.Jrからの挑戦状

近年のJ-ROCK界における女子ボーカルバンドの活躍は目覚ましいものを感じる。 名前を挙げたらキリがないのだが、あえて直近の流行を巻き起こした張本人として挙げるならば、やはりSHISHAMOだろうか。女子はおろか男子からも支持を集める理由は、恋愛というテ…