WHITE ASH、突然の解散…「墓場まで持っていく」理由とは
今日、帰宅途中に何気なくツイッターを見ていたら、あるツイートが目に留まった。
いつもWHITE ASHを応援して頂きまして誠にありがとうございます。
— WHITE ASH Official (@WHITE_ASH_band) 2016年12月22日
WHITE ASHより皆様へお知らせがございます。オフィシャルホームページをご覧ください。
【オフィシャルHP】https://t.co/i5aQz29I2g
ん?なーんか、嫌な予感がするなあ。
まず、このWHITE ASHというバンドは私の中では微妙な立ち位置のバンドだ。正直そこまで詳しくないけど、一定の人気があることは知っている。でも、一曲通して知ってる曲がないに等しいというにわかにすらなれていないくらいの知識だったので、このツイートの真相を知る前に(なんとなく察しはついてたけど…)、とりあえずWHITE ASHを聴いてみるか、という軽い衝動に駆られた。
見た目のび太なのにかっこいいな…。左利きのギタボというのも珍しくて、見た目のインパクトは丁度良い。曲も英詞のエルレ調な感じのギターロック、若干ダークっぽさがあるのもイカしてる。ワンオクとかと同じで、こういうエモいバンドは中高生あたりからじわじわ火がついてくるタイプだ。人気があるのも頷ける。
調べてみたら、このバンドは2006年に結成され、2010年にアマチュア・アーティスト・コンテスト「RO69JACK 2010」にて優勝し、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」に出演している。おいしくるメロンパンの先輩ですね。3記事にわたって彼らの名前を使っています、すいません(笑)。
2013年にメジャーデビューをしてからは大型ロックフェスでも一番大きなステージでライブをするくらいには人気を集めているバンドだ。しかも最近ではあのモンストのアニメのタイアップソングを担当しており、結成から10年、ついに大きく羽ばたく間近というような印象だ。
なんかシリアスな曲調が似合うバンドだなあ。明るいポップロックとは違う、シリアスなカッコよさがある、英詞なのも彼ら曰く響きがかっこいいからそうしているらしいし、聴いている限りではボーカルのび太の声には英詞で正解だと思う。
さあ、これからだ!…というバンドなのだが
さて、話を戻そう。私が先ほど見たツイートを開くと、当たり前だがWHITE ASHの公式サイトへとジャンプする。そして、そこには「WHITE ASHからのお知らせ」の文字が。…嫌な予感がするぞ…ウソだろ…ウソだろ…?
いつもWHITE ASHを応援していただき、ありがとうございます。
この度WHITE ASHは、来年3月に発売されるベストアルバムをもちまして、解散することになりました。
皆さま今までWHITE ASHを可愛がってくださり、本当にありがとうございました。なお、解散ライブ等は行いませんので、残り少ないイベントでお会いできることを楽しみにしています。
WHITE ASH (公式サイトより)
ほ、ほげ~~っ…
予想は無慈悲にも当たってしまった。てか最近のバンドで「お知らせ」とかビックリマークもなしに書いてあったら活動休止か解散かメンバーの不祥事でしょ。いくらあんまり知らないバンドとはいえ、邦ロック界隈ではあそこまで有名なバンドの突然すぎる解散宣言は衝撃的でした。ツイッターでも至る所から驚きの反応が。
何もバンド事情は知らないけど、別に誰かの体調がすぐれないとか、悪いうわさが前々からあったとかいうバンドじゃなさそうだし、しかも先ほど言った通りの活躍っぷりを考えると、何の前触れもなしに解散したのは疑問が残る。
気になったのでメンバーのツイッターを覗いてみると、コメントが。
解散理由はいろいろありますが、墓場まで持っていきたいと思います。本当にみなさんWHITE ASHを可愛がってくださって、ありがとうございました。
— WHITE ASH のび太 (@white_ash_nobi) 2016年12月22日
こりゃちょっとした音楽性の違いとかじゃなさそうだ。詮索するのは良くないけど、バンド内で何か問題が起きたのかもしれない、とか、レコード会社との契約が…とか、いろいろ想像は膨らんでしまう。
しかし、「墓場まで持って」いくという言葉は、それなりのことの重大さを物語っている。
ということで、何にせよ解散してしまうのは事実なのだが、少し気になるのは彼らの解散に対するコメントの少なさ。もし自分がWHITE ASHのファンだったとしたら「は?これで終わり?理由も隠したまま?」と憤りすら覚えそう。言いにくい大人の事情があるにせよ、これから!というような勢いのある人気バンドであった以上、期待していたファンに説明があるべきだとは思いました。
このまま残したライブを淡々とこなして終わるのかもしれないし、ライブ中に解散の理由をぽろっと話すのかもしれないし、それはわからないけど、とにかく彼らの解散は決まってしまったようです。
最後に
WHITE ASHを愛してくれた皆さま!
— 彩 (@WHITE_ASH_aya) 2016年12月22日
ありがとうございました!
私はこれからもベースを弾くよ。
ツイッター上では、ボーカルとベースの二人は音楽活動を続けていくと表明しています。残るメンバーはいったいどうするのか、そして何があったのか。ファンの方からすればどうも煮え切らない結果になってしまったようですが、解散する3月まで見守ることしかできませんね。
最後に、にわかな私が一番かっこいいと思ったWHITE ASHの曲でお別れしましょう。…怖いですね、皆さんの好きなバンドもいつ見れなくなるか、わからない世界なんですよ。
追記:墓場まで持っていく!なんて豪語してたボーカルののび太さんですが、この記事を書いた数時間後に理由を明らかにしてしまいました。なんでも、レコード会社とメンバーに関する問題があったようです、もうツイートは削除されているようですが。。おそらく、ギターの山さんが原因ということをほのめかしたものでしたが…まあ、詳細には首を突っ込まないことにしましょう。