今年の締めくくりに、COUNTDOWN JAPAN行ってきた!!
遂に2016年も終わりを迎えようとしています。様々な方面で話題が絶えなかった今年、音楽関係のニュースも多くありましたね。私事になりますが、私生活もだいぶドタバタしていました。しかし、終わり良ければ総て良し。今年の総決算は幕張メッセで行われているCOUNTDOWN JAPAN FESTIVAL1617(以下CDJ)に委ねました。一昨年以来のCDJとなったわけなんですが、実は今回は「お金無いし…今年もいいか…」と思っていたところに急きょ知り合いからチケットを譲り受け、12月30日に参戦してまいりました。
CDJってどんな雰囲気?
行ったことがない方に説明するとすれば、あの音楽フェスはライブ初心者でも十分楽しめる、比較的敷居の低いフェスだと思います!まあちょっとチケットは高いけど、屋内だから活動しやすいし、フードやドリンクも充実しています。ライブステージは5つに分かれていて、移動もめちゃくちゃ大変ってほどではないです。今日見た感じ、お子さんを連れた方も結構な数いらっしゃったので、モッシュとか激しいの苦手!って方でも安心して行ける環境だと思います!バンドの種類も多岐にわたってるから、どれを見ようか迷うのも楽しみの一つってわけですね。
私の行動記録
ここからは、今日の私の動向について書いていきます。完全に自己満ですが、それぞれライブの感想をちょこちょこ書いていくので、よかったら見てくださいね。ちなみに起きたのは8時です。昨日3時に寝たから…寝不足です。行きの電車でがっつり寝過ごしそうになって、奇跡的に海浜幕張で目覚めました。肝が冷えた。
GLIM SPANKY
最初からちゃんと見たかったのに、クロークやらグッズ買ってたらまさかの最後の1曲しか聞けないという痛恨のミス。それでも、最後に演った「ワイルドサイドを行け」はめっちゃかっこよかったです。それにしてもレミさん、結婚してくれねえかな…美しすぎるだろ…
岡崎体育
GLIM SPANKY終わりで、少し見れるかな?と思いGALAXY STAGEに行ったら、まさかの入場規制。恐るべし、岡崎体育。正直そんなに埋まるとは思ってなかったぞ…だってあいつなんも演奏してな(ry
クリープハイプ
このバンドからちゃんと見始めることができました。EARTH STAGEで一昨年見たときと同じ程度のお客さんの量、やっぱり世界観の人気は衰えてない。登場して投げキッスをする世界観。叫ぶ女子。苦笑いの俺。
セトリ的にはなかなかフェス用というか、ライブで盛り上がる人気の曲を集めた感じ。5%だけは、多分皆あんまり知らない曲だっただろうけど、それ以外はやっぱりすごい盛り上がり。あんなに多くの女子に「セ〇クスしよう」と言わせる才能は別の分野で応用するべきだと思う。俺の隣の可愛い女の子も言ってて若干興奮した。やめろ、まだブラウザバックしないで…
でも、ライブ全体的にはちょっと微妙だったのかも。序盤が特に。世界観の声も調子悪そうだったし、ドラムの拓さんもやりにくそうだった。カオナシさんは相変わらずイケメンだった、歌声も聞きたかったな…。ギターはパパイヤ鈴木さんです(大嘘)。
グッドモーニングアメリカ
クリープ終わって昼食を取りつつ、ちらっと覗きに行ったグドモは凄かった。フロアはパンパンに人が入ってるし、盛り上がりも凄かった。「未来へのスパイラル」の時は壮観でしたねえ。ちょっと最近あんま話題に上がらないなと思ってたけど、やっぱりグドモの人気は根強い。
きのこ帝国
実はずっと気になっていたバンド。「東京」しか知らない超絶にわかだったけど、どうしても気になるから見に行きました。演奏前からだいぶお客さんが入ってた印象。ボーカル、可愛い。
演奏が始まると、すっかり聞き入ってしまった。透き通る、しかし力強いボーカルと、シューゲイザー感満載のエモエモギター。それを支える安定したリズム隊。聴いていてここまで心地よさとエモさを両立するバンドは珍しいと思います。ライブだからかもしれないけど、迫力は満点。
そして、最後の曲はやはり「東京」。イントロで鳥肌総立ち。毎回サビで打ちのめされるくらいにバンドサウンドに圧倒される俺。負けました。今日のライブでの最大の発見はきのこ帝国でした。
おいしくるメロンパン
ブログの記事で紹介もさせていただいたバンドです。まさかこんなにも早く彼らの生演奏を観れるとは、と期待していたのです。今日のお目当ての一つと言っても過言ではない。
ステージは他に比べると比較的小ぶりなMOON STAGE。結構早めに会場に着くと、客の数はちらほら。まあ、こんなもんかと思い開演を待っていると、俺の後からぞろぞろ客が入ってくるのでちょっとびっくり。ロッキンオンジャパンフェスの時より絶対多く入ってるだろ、てかほぼ埋まりかけてたぞ。
そんなこんなで、演奏が始まると、俺のイメージがまずぶち壊される。youtubeに載っていたライブ映像では音圧が薄くて若干物足りない感じだったけど、やっぱり生で見ると違うなあ。初っ端からガンガン飛ばしていく彼ら、若さが凄いです。1曲目の「シュガーサーフ」から俺の心は鷲掴みです。
演奏のクオリティは俺が見た動画よりは格段に上がっていました。MCは予想通りちょっとスベッてました(笑)。リンクの真似とかは可愛らしかったですけどねwでも、ベースの峯岸さんがお客さんの多さとノリの良さに嬉しそうにしているのを見ると、こっちまで嬉しくなりました。最後の「色水」は激エモでしたね、ドラムの原さんの眼鏡は途中で吹っ飛んでました(笑)。とにかく、色々と満足できたライブでした!
OKAMOTO'S
安定してカッコいいのがやっぱりオカモトズ。今年は一昨年見た時よりお客さんが多い印象でしたね、やっぱりドラマ「火花」の主題歌の力が強いのだろうか。しかし、俺が心打たれたのは、今度発売するEPの中から演奏した「Burning love」と「NEKO」でしたね。呂布のゲスト登場には思わず拍手しちゃいました。カッコよかった…、いつか「青い天国」もやってくれないかなと淡い期待を抱いております。
yonige
ムロフェス以来に見ましたが、あんま変わってなかったかな…。結構調子の波が激しいバンドなのかな?って印象で、音源をよく聞く身としては物足りなかった。ドラムが結構走ってて、そういう演出なのかなと思ったけど、少し聴いててノリにくかったです。
RIP SLYME
元祖パーリーピーポー。1曲目の楽園ベイベーと2曲目のGood Timesしか聞けなかったけど、やっぱり思わず体を動かさずにはいられない音楽ってあるんだなと実感しました。まじあれ聞いてノッてないやつはどうかしてるぜ(暴論)。
BIGMAMA
リップを泣く泣く抜け出し、我らがBIGMAMAへ。クリスマスライブ以来と、期間は短いですが見ないわけにはいかないのです。そういう性分なのです。
金井さん曰く、BIGMAMAをわざわざ選んで見に来た「センスのいい」俺たちは、初っ端から「荒狂曲シンセカイ」でモッシュの渦に引き込まれます。続けて新曲「Merry-Go-Round」は、この前の予想通り、すっかりライブ映えするモッシュ曲に成長していました。ノリやすくて楽しくて仕方なかった。
他にも少し昔の名曲も披露したり、最後は忘れずにMUTOPIAで締める辺りは流石BIGMAMA。貫録を見せつけた感じでしたね。
UNISON SQUARE GARDEN
サカナクションではなくユニゾンを選びました。「新宝島」も捨てがたかったけどね!ユニゾンのライブはどうしても一度見ておきたくて、前のほうに行こうかなと軽く考えていたら押しに押されて前から4列目というとんでもなく近いところで見ることに。見事にモッシュの餌食になりました。
まず、結論から言うと、格が違う。3ピースとは思えない音圧、そしてそれぞれの圧倒的演奏スキル。ボーカル斎藤さんの初っ端「MCなし、アンコールなし」の言葉通り、ぶっ続けの40分間、恐れ入りました。開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。
田淵さんが動きすぎてて視界から消えまくってるし、あんな難しいフレーズを弾いてるとは思えない動きするしで本当に笑えてくるレベルだった(だってステージ1周してたし)んだけど、俺はもうひたすらドラムの貴雄さんに惚れ惚れでした。正確かつパワフルすぎる演奏にただただ見入ってました。あんなにぶっ続けでできる体力も恐ろしいし、がむしゃらに叩きながらも時々おちゃめな面(上着を頭からかぶりながら目が見えてないような状態でドラム叩いたり)もある…惚れてまうやろ!!いい加減にしろ!かっこよすぎか!!弟子にしてください!!
あと、個人的に思い入れがあるマイナーめな曲「箱庭ロックショー」をやった時には本日二回目の鳥肌が立ちました。こんな奇跡があるのか、と。まあ、良くライブでやってるならそこまでラッキーでもないですけど、あの時はとにかく震えあがりました(笑)。
まとめ
長ったらしくなりましたが、最後はユニゾンで今年のライブを締めくくりました。全体的にめちゃくちゃ満足できたCDJだったと自負しております。来年もぜひ行きたいので早めに就活終わらせます(笑)。えー、今日のベストアクトを選ぶとしたら…迷うけどやっぱりユニゾン!次点でおいしくるメロンパン、きのこ帝国でしょうかね。なんにせよどのバンドもとってもカッコよかったです!俺のモチベーションを刺激するには十分すぎるCDJでした!そしてあの大盛況ぶり…来年にも期待です。
長文にお付き合いありがとうございました。それでは!
2016年12月31日にSMAPが解散するという事実
「日本を代表する国民的アイドルグループ」という言葉が一番似合うグループがSMAP以外にいるだろうか。確かにももクロだったりAKBだったり、アイドルグループは男女問わずいくつもあり、爆発的な人気を誇るものもあるが、今までの歴史を踏まえればSMAPという偉大で大きな壁はそうそう越えられるものではないはずだ。
しかし、そんな国民的なグループが今年いっぱいで解散することになる。もう日本中で話題になっているから、知らない人もいないと思うが、簡単な経緯としては今年の1月に雑誌などで解散報道がなされ、その後SMAPの冠番組内で一連の報道に関する謝罪会見を行い騒ぎは収束した…と思われたが、8月に正式に年内を持って解散することが発表されたわけだ。
解散の理由とは
雑誌やインターネット上ではSMAP解散について様々な憶測が飛び交っている。ただ、おそらくSMAPが所属するジャニーズ事務所内でのトラブルが原因だろう。SMAPが売れていない若手の時代にマネージャーに自ら志願して就いた飯島マネージャーと、その手腕を恐れた副社長メリー喜多川の関係が悪化による飯島マネージャーの事務所退社が引き金になったと思われる。
恩人である飯島マネージャーについていくメンバーとジャニーズに残ろうとするメンバーの対立によってグループ内に亀裂が生じた。一連の報道から見るに、香取慎吾と木村拓哉の対立だと思われる。稲垣吾郎と草彅剛は香取側についたため、木村は孤立状態になる。ネットでも、木村が悪者扱いされている解釈が多くなされている。
そんな中で、中居はどうにかSMAPを解散させまいと最後まで尽力したのだろう。しかし、その思いもむなしく、グループの解散は決定的になってしまった。
最後のメンバー全員の出演…?
つい最近にはSMAPがもう最後になるかもしれないメンバー全員でのテレビ生出演を冠番組内で放映し、大ヒット曲「世界に一つだけの花」を歌った。
歌を歌いきると、五人そろって深く、そして長い一礼を見せた。そして幕が下り、顔を上げると真っ先に中居はカメラから顔を背け、涙をぬぐった。他のメンバーの顔も映し出され、それぞれ思い思いの表情をしていたのがわかった。紅白歌合戦の出場も辞退した彼ら全員の姿を見るのは、これが最後なのかもしれない。
個人的見解
よく、いろんなバンドの話をする時とかは、「このバンドを知ったきっかけは…」って話を始めることが多いけど、SMAPに関しては正直何をきっかけに知ったのかなんて覚えていない。それくらいに有名すぎて、テレビを見たってラジオを聞いたって雑誌開いたってどこにでもいるような存在だった。私が生まれた時にはすでに大人気で、物心ついた時には今のように国民的なグループになっていた。もはやこの五人が揃っていることは当たり前のように感じていた。
他のジャニーズのグループなんかが活動を休止したりする中でも、SMAPが解散するなんて予想できないことだった。自分が生まれる前から活動をしていたのに、なくなってしまうなんて信じられない。
私の好きなバンドは解散しているものが多い。解散宣言をしたときに好きになっていたバンドは少ないが、解散を知った時の衝撃は大きかった。もうこのバンドのライブが見れない、そう思うだけで心にぽっかり穴が開くような感覚に襲われる。
SMAPに関しても同じような気持ちになったわけだが、私は別に特段SMAPが好きなわけでもないし、音源をたくさん持ってるわけでもない。知っている曲は多いかもしれないが、繰り返し聞くわけでもない。なのに、ここまで驚いているのは先ほども言ったようにあまりにも「当たり前」に存在していたものだったからなのかもしれない。
これからも記憶に残り続けるグループ
年内いっぱいで解散するSMAPだが、彼らはもともと言ってしまえば寄せ集めのようなものだったわけだ。スケートボーイズという光GENJIのバックダンサーの中から選ばれて結成されたのがSMAPだった。よくバンドの解散理由で「音楽性の違い」なんかが取沙汰されるが、SMAPを筆頭としたアイドルグループにはそんなものは存在しない。
仕事として彼らはグループを続けてきたわけだ。多少その中で長くやっていれば情も湧くだろうし、仲良くもなるだろう。現に最後に中居が泣いていたのはそういうことだろう。ただ、日常生活の人間関係でも当然あることだが、合わないものは合わない。ずっとテレビの前で仲良しごっこを演じていた可能性だって大いにあり得る。そう考えると28年間というのはとてつもなく長い時間だったのかもしれない。
とはいえ、彼らの歌やバラエティでの姿は私たちの記憶に鮮明に残っているはずだ。個人としてもグループとしてもSMAPは間違いなく日本を代表するアイドルだった。彼らの解散はアメリカのニューヨークタイムズ紙の見出しの中で、日本にとってイギリスのロックバンド「ビートルズ」の解散を上回る衝撃であるというような表現で伝えられたそうだ。今後も国内外でSMAPの音楽は流れ続けるだろうし、彼らのことを忘れてしまう人は限りなく少ないだろう。解散は悲しいことだが、メンバーの今後に期待したい。
最後に、今話題になっている、ソフトバンクからSMAPへの感謝を込めたCMでお別れしよう。
クリスマスぼっちに捧ぐ、ある一つの動画。 ~ラーメンズとキリンジと~
クリスマスという名前自体に、不思議な力があるようだ。
チャールズ・ディケンズ
本当にこの言葉の通り、クリスマスの重要性が年々増してきているこの世の中。ニュースではクリスマスに独りぼっち、略して「クリぼっち」が増えているなんて報道していましたがあんなのはウソです。というか関係ありません。そんなので俺の傷が癒えると思っているのか。同情するなら愛をくれ。
「大体クリスマスってのはイエス・キリストの誕生日なわけであって、なんでこんなことになってるのかわからない」とかいう言い訳はもうしません。日本に住んでいる以上、今のこのクリスマスに恋人たちが過ごすという風習に逆らえるわけもありません。正直普通に羨ましいですし、恋人がもしもいたなら、クリスマスは一緒に過ごすでしょう。
いや、いねーんだよ!!!恋人なんてよ!!!
悲痛な叫びが自室に響き渡っています。この記事を書いている今(12月24日、21時半)、彼女と一緒にキャッキャウフフしながら夜ご飯でも食べて、明日も一緒にお台場デート♡みたいなお前らに今日は用はない。俺と同じように、今日は特に何も予定がない、そして遊ぶ女もいない、ましてや男友達は大抵女と遊んでいる、どうしようもなく平凡な12月25日を迎えたあなたたちに書いている。あ、女性の方も同じ境遇なら大歓迎ですよ。やっぱり、そこらへん性別関係ないですよね。
さあ、今日は別に音楽の話をしたいわけではありません。まあ、全く関係ないわけでもないけど。実は、どうせ暇な皆さんに一緒に見てもらいたい面白い動画があるんです。まあ、タイトルで察した方ももしかしたらいるのかもしれませんが…。ちなみに、俺がこの動画を見たのは一昨年のクリスマスでした。正直心をえぐられました。そう、俺は皆さんの心をえぐりに来ました。いや、ホラーとがグロテスクとかそういうんじゃないですよ。俺お化け怖いんで。虫とかも苦手なんで。
その動画とは…?
なんかもったいぶってる割に結局見たら「時間の無駄じゃねーか」という意見も聞かれると思います。いや、どっちにしても暇だからいいだろ。頼むよ、情けだと思って見てくれや。非常にこの動画、というか作品は素晴らしい完成度だと思います。まあ、あーだこーだ言ってないで早く見せろよって話ですよね。
前情報として、この動画はラーメンズというお笑い芸人による作品です。ラーメンズ好きなあなたなら「なあんだ、これか」となるでしょうが、そこはあしからず。お笑い芸人とは思えない演技力、そして所々で光るセンス。ラストで心がキュンとなったら、僕と握手しましょう。それでは、どうぞ(最初の数秒のは気にしないでください)。
どうでしたか。
どのような感想を持たれたか人それぞれだと思います。ここから先は全部見切ってくれた、ついてきていただけた方のみに向けてのお話となります。
まず前半部分はおふざけばっかですよね。「なんだそれww」「しねーわそんなことww」の連続だったと思います(笑)。一応コンセプトとしては、外人向けの日本紹介ビデオみたいな感じなんですが、これでは日本人が奇人変人の集まりだと思われて…いや、実際そうなのかもしれない…
様々な恋愛のJapanese Tradition(日本の伝統的な)を提示したところで、その手順を再現した再現ビデオが始まります。主演はラーメンズのお二人。眼鏡をかけている片桐さんが冴えない主人公、ヒロインは市川実日子さん(この作品で好きになりました)。そして、「偶然のように見せかけた偶然」という教科書通りのやり方でヒロインを狙うのがもう一人のラーメンズ、小林さんです。何といってもラーメンズの二人の演技が僕は好きすぎるんです。コントとか見ててもほんとに思います、これは中毒的なんだろうな。
そしてルールブック通りにヒロインを攻略し、けちょんけちょんにされちゃう片桐さん。アメリカンジョークのとこは見てられなかった…(笑)。ライバルにタイマン(ドラゴンボール並みの)でも敗れ、意気消沈しているところにヒロインのお父さん役の斉木しげるさんが諭しに来るシーン、ここの最後の言葉が名言ですよね。
でもね、打ってもいない矢は、たとえ話の世界だろうと現実の世界だろうと、永遠に当たらない。と、僕は思うな。
聞いたかお前ら(俺も含む)。この言葉は当たり前のようで、いつもその現実から逃げている人には胸に刺さる言葉ですね。「多分失敗するから…」とか「どうせ無理だろ…」って何もアクションをしてないのに勝手にやめるのは、結局逃げてるだけだし何も生まない。失敗を恐れすぎる日本人の性格を端的に表し、そしてそんな人々を鼓舞する一言ですね。これを言われた片桐さんは顔つきが変わり、そして…ラストシーン。
なんじゃそりゃああああ!?(コバケン風)
何度見ても胸がキュンキュンします。病気かな?俺だけなのかな?
このシーンを見せたかったが為にこれを皆さんに見てもらってるようなもんです。こんな告白、してみてえわ。そして、こんな可愛い彼女、欲しいわ。
そして、エンドロールで流れるのがキリンジなんですよ。クレイジーサマー。この作品にここまで合う曲はたぶんないでしょう。これで僕はキリンジというアーティストを知りました、皆さんもぜひ。
結局、恋は不安定。お約束通りに事が進まない、いや、進むわけがないのが恋愛。だから、常識に捉われず、諦めず、最後までやり抜いてほしいものですね。俺は誰に言っているんだ!(笑)
最後に
まじで、クリスマスに一人でバイトなのが悔しすぎてトチ狂って意味の分からん記事を書いてしまいましたが、読んでくださった方、散々けなしてごめんなさい。暇を割いていただいてありがとうございます。わかんないと思いますが土下座してます今。
クリスマスなんてたかが365分の1日です。でも、折角なんだからこの流れにあやかって皆さん良いクリスマス、楽しいクリスマスを過ごしてください。そして、クリスマスにワンチャン狙ってるあなた、この動画を励みにどうか成し遂げてください!成し遂げたら一報ください。祝います。
それでは!お付き合いありがとうございました。
追記:この作品のメイキング映像もよかったら見てみてね。ラーメンズの天才っぷりを小島監督が語ってます。
BIGMAMA 2016 Xmas Special Live 簡易型ライヴレポート
この世の中にはクリスマスライブというとんでもない企画をするバンドがあるらしい。以前このブログで取り上げたこともある、BIGMAMAである(こちらも見てね!)。
てなわけで、このバンドは最近毎年恒例行事のようにクリスマスライブを開催しております。しかも、昼と夜の二回に分けて行われます。え?なんで分けるのかって?…こちらの画像をご覧ください。
俺はもちろん夜の部に行ってまいりました。ひどい仕打ちじゃ。
なあにがHoly Xmasじゃ!カップルでライブ来ることを正当化しちゃあだめだろ!そんなことしたら俺たちみたいなぼっちライブ参戦者たちに幅寄せが来るんじゃ!!モッシュピットで彼女のこと守ってる男は大体そこまでガタイ良くない。
とまあ不満を吐いておりますが、先に言っておきますとこのライブは私自身非常に楽しめました。やっぱりライブはいいな、生演奏はいいな、と思わせられる一日でした。もうBIGMAMAのライブ行かないとか言ってごめん!とりあえず前言撤回!
ということで、一曲ずつセットリストを追ってくと日が暮れそうなので、ところどころでコメントを挟んでいく形にします!ちょっと長いかもしれないけど、お付き合いください。
BIGMAMA 2016 Xmas Special Live 夜の部 セットリスト
1.荒狂曲シンセカイ
2.アリギリス
3.#DIV/0!
開始と同時にしょっぱなからシンセカイでフロアの熱気は最高潮。相変わらずのサークルとダイバーの多さ。ラスサビなんてダイバーのほうが下にいる人より多いんじゃないかってレベルでいた。ちょっと引いた。真緒ちゃんの服装可愛い。
そこからアリギリス→#DIV/0!とダークな曲調ながらもアップテンポの曲を連発。この時点で大半の人は汗だくに。ちなみになんですが、今回私は最初2列目の柵でずっと体を軽く揺らしながら見てました。元気いっぱい。体力消費ゼロ。
4.Sleeping Beauty~二度寝をする眠れるの森の美女~
ここで変化球を投げてくるあたり流石BIGMAMA、あんまりライブでの定番曲じゃないどころか意外と忘れがちな一曲をチョイス。古参…老害の俺は歓喜、新参者たちは若干戸惑いを見せる。知らねー曲でサークル作りたがるな。
5.I'm standing on the scaffold
6.かくれんぼ
これまた珍しい曲を演奏し、しかも静かにエモい曲のためフロアのライブキッズも圧倒されっぱなし。この曲は照明もいい感じに合っていたので、ライブで見て良かったと思える印象でした。そしてそこからのド定番かくれんぼ。またもやダイバー続出。ひとつ言いたいんだけど、Aメロで手叩くのうるさいからやめへん?(笑)
7.alongside
8.Mr.&Mrs.Balloon
alongsideのカッキーの熱量溢れるギターソロ、そしてMr.&Mrs.Balloonの金井の「今までで一番大きい声を聴かせてくれ」という煽りに答える特大のシンガロングでいったん前半戦は終了。ここでメンバーは衣装チェンジの時間に入る。…出てきたメンバーはサンタの恰好をして登場!真緒ちゃんのサンタ姿に震えました。
そしてここからはプレゼントタイム!抽選で一名がメンバー自らが選んだプレゼントをゲットできるという夢の企画。ドラマーのリアドはスネアのヘッドにメンバーのサインを書いたものと2017年用のオリジナルカレンダー。正直一番欲しかった。
バイオリンの真緒ちゃんはキャミソール(?)とストール(?)。ごめんなさい服よくわかんなくて忘れてしまった。ギターのカッキーは愛用の帽子を二点、そして落ちていたピック(笑)。
ベースの安井さんは大きい袋と小さい袋を用意し、当選者に選ばせる方式。大きい袋が選ばれ、中身はDVDだそう。ちなみに、小さい袋には100円玉が入っていたそうです(笑)。
そして大本命、王子ことボーカル金井。こちらも安井さんと同じく大きい袋と小さい袋を用意。当選者は大きい袋を選び、中にはMVで使われたコートが!フロアからは「うらやましい~」の声続出。そんな中、メンバーが「小さい方も抽選で誰かにあげなよ」とナイス助言。小さい袋の正体は…なんと曲の制作権!!
いまいち意味が分からないだろう、説明すると、当選した人をモチーフにした曲を金井が作り、出来が良ければBIGMAMAの曲として制作されるというのだ!こんなことなら最初の人、小さいのにしとけば…なんて後の祭りですね。
9.メドレー
さて、後半戦スタート。…と思いきやメンバーはサンタの衣装のまま。すると金井は「ここからは皆さんに音楽のプレゼントを」と、BIGMAMA人気曲のメドレーを約10分にわたって披露。CPXやSwan Song、the cookie crumblesなどのモッシュ必至の曲の連続で一気にフロアはめちゃくちゃに。ちなみにここで我慢できず私はモッシュピットに加わることとなります。
10.Make up your mind
ここで初披露の新曲。シンガロングから入る王道パターンで、サビはストレートなロックの印象。Aメロとサビの強弱が良い感じにキマってました。シンガロングはやっぱ皆ついていくんだね、凄い。
11.No.9
12.ワンダーラスト
13.Sweet Dreams
14.MUTOPIA(クリスマスver)
ここからラストまでノンストップで、最近のアルバムから人気曲をぶっ続け。No.9はそんなに好きな曲でもなかったんだけど、リアドがカモン赤坂って大声で叫ぶもんだから鳥肌立っちまいましたよ。そろそろ気付いたかもしれないですが、私はリアド推しです。
MUTOPIAもちょっとこの前の記事でEDMみたいとかバカにしたけどフロアにいると自然に盛り上がっちゃうもんですね、ライブの雰囲気っていうのは行ってみないとわからないもんです。
en1.Merry-Go-Round
en2.Weekend Magic
アンコールでは冒頭にBIGMAMA10周年のライブが行われることを発表、初ライブと同じ日に10年越しに同じライブハウスでライブができるってすげーよな。夢物語みたいだ。
そこからMVも出ている新曲を披露。まだ今日は探り探りだったけど、いずれライブの定番曲になりそうな予感。モッシュしやすいし、ノリやすいからライブキッズもご満悦でしょう(皮肉)。ちなみにその次のWeekend Magicは不覚にも曲を知らなかったため、ノレず。悔しさが残ります。
en3.My Greatest Tresure
ラストを飾ったのはクリスマスソングでもあるこの曲でした。いつもアンコールで激しめの曲をやるイメージだったけど、こういう終わり方も全然アリだなと感じました。欲を言えばダウジングもやって欲しかったけど…胸にしまっておきます。
そして終演後にはスクリーンに先ほどの新曲Merry-Go-RoundのPVが流れ、新アルバムの発売とツアーの詳細が発表。大きな拍手で本ライブは幕を閉じた。
いかがでしたか?
いけなかった人にも少しはこのライブの楽しさが伝わったんじゃないかなと思っております。あ、ちなみになんですが、いつもと違って今回はあまりモッシュに参加せず、少し離れたところからBIGMAMAのライブを集中して見ました。
そこから見えてくることはたくさんありました、ファン層の変容、ダイバーの多さ、客のノリ方、演者の気迫あふれる演奏…BIGMAMAに限ったことではないですが、やはりライブは客と演者が一体になったとき、素晴らしい空間が生まれるものなんだなと感じました。シンガロング曲が多いBIGMAMAは余計に親しみやすいバンドなのかもしれません。
圧倒し続けるライブもいいですが、一緒になって歌いながら踊れるライブも、楽しいものですね。という謎の上から目線。うざかったら星でもつけてやってください(意味不明)。それでは!
WHITE ASH、突然の解散…「墓場まで持っていく」理由とは
今日、帰宅途中に何気なくツイッターを見ていたら、あるツイートが目に留まった。
いつもWHITE ASHを応援して頂きまして誠にありがとうございます。
— WHITE ASH Official (@WHITE_ASH_band) 2016年12月22日
WHITE ASHより皆様へお知らせがございます。オフィシャルホームページをご覧ください。
【オフィシャルHP】https://t.co/i5aQz29I2g
ん?なーんか、嫌な予感がするなあ。
まず、このWHITE ASHというバンドは私の中では微妙な立ち位置のバンドだ。正直そこまで詳しくないけど、一定の人気があることは知っている。でも、一曲通して知ってる曲がないに等しいというにわかにすらなれていないくらいの知識だったので、このツイートの真相を知る前に(なんとなく察しはついてたけど…)、とりあえずWHITE ASHを聴いてみるか、という軽い衝動に駆られた。
見た目のび太なのにかっこいいな…。左利きのギタボというのも珍しくて、見た目のインパクトは丁度良い。曲も英詞のエルレ調な感じのギターロック、若干ダークっぽさがあるのもイカしてる。ワンオクとかと同じで、こういうエモいバンドは中高生あたりからじわじわ火がついてくるタイプだ。人気があるのも頷ける。
調べてみたら、このバンドは2006年に結成され、2010年にアマチュア・アーティスト・コンテスト「RO69JACK 2010」にて優勝し、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」に出演している。おいしくるメロンパンの先輩ですね。3記事にわたって彼らの名前を使っています、すいません(笑)。
2013年にメジャーデビューをしてからは大型ロックフェスでも一番大きなステージでライブをするくらいには人気を集めているバンドだ。しかも最近ではあのモンストのアニメのタイアップソングを担当しており、結成から10年、ついに大きく羽ばたく間近というような印象だ。
なんかシリアスな曲調が似合うバンドだなあ。明るいポップロックとは違う、シリアスなカッコよさがある、英詞なのも彼ら曰く響きがかっこいいからそうしているらしいし、聴いている限りではボーカルのび太の声には英詞で正解だと思う。
さあ、これからだ!…というバンドなのだが
さて、話を戻そう。私が先ほど見たツイートを開くと、当たり前だがWHITE ASHの公式サイトへとジャンプする。そして、そこには「WHITE ASHからのお知らせ」の文字が。…嫌な予感がするぞ…ウソだろ…ウソだろ…?
いつもWHITE ASHを応援していただき、ありがとうございます。
この度WHITE ASHは、来年3月に発売されるベストアルバムをもちまして、解散することになりました。
皆さま今までWHITE ASHを可愛がってくださり、本当にありがとうございました。なお、解散ライブ等は行いませんので、残り少ないイベントでお会いできることを楽しみにしています。
WHITE ASH (公式サイトより)
ほ、ほげ~~っ…
予想は無慈悲にも当たってしまった。てか最近のバンドで「お知らせ」とかビックリマークもなしに書いてあったら活動休止か解散かメンバーの不祥事でしょ。いくらあんまり知らないバンドとはいえ、邦ロック界隈ではあそこまで有名なバンドの突然すぎる解散宣言は衝撃的でした。ツイッターでも至る所から驚きの反応が。
何もバンド事情は知らないけど、別に誰かの体調がすぐれないとか、悪いうわさが前々からあったとかいうバンドじゃなさそうだし、しかも先ほど言った通りの活躍っぷりを考えると、何の前触れもなしに解散したのは疑問が残る。
気になったのでメンバーのツイッターを覗いてみると、コメントが。
解散理由はいろいろありますが、墓場まで持っていきたいと思います。本当にみなさんWHITE ASHを可愛がってくださって、ありがとうございました。
— WHITE ASH のび太 (@white_ash_nobi) 2016年12月22日
こりゃちょっとした音楽性の違いとかじゃなさそうだ。詮索するのは良くないけど、バンド内で何か問題が起きたのかもしれない、とか、レコード会社との契約が…とか、いろいろ想像は膨らんでしまう。
しかし、「墓場まで持って」いくという言葉は、それなりのことの重大さを物語っている。
ということで、何にせよ解散してしまうのは事実なのだが、少し気になるのは彼らの解散に対するコメントの少なさ。もし自分がWHITE ASHのファンだったとしたら「は?これで終わり?理由も隠したまま?」と憤りすら覚えそう。言いにくい大人の事情があるにせよ、これから!というような勢いのある人気バンドであった以上、期待していたファンに説明があるべきだとは思いました。
このまま残したライブを淡々とこなして終わるのかもしれないし、ライブ中に解散の理由をぽろっと話すのかもしれないし、それはわからないけど、とにかく彼らの解散は決まってしまったようです。
最後に
WHITE ASHを愛してくれた皆さま!
— 彩 (@WHITE_ASH_aya) 2016年12月22日
ありがとうございました!
私はこれからもベースを弾くよ。
ツイッター上では、ボーカルとベースの二人は音楽活動を続けていくと表明しています。残るメンバーはいったいどうするのか、そして何があったのか。ファンの方からすればどうも煮え切らない結果になってしまったようですが、解散する3月まで見守ることしかできませんね。
最後に、にわかな私が一番かっこいいと思ったWHITE ASHの曲でお別れしましょう。…怖いですね、皆さんの好きなバンドもいつ見れなくなるか、わからない世界なんですよ。
追記:墓場まで持っていく!なんて豪語してたボーカルののび太さんですが、この記事を書いた数時間後に理由を明らかにしてしまいました。なんでも、レコード会社とメンバーに関する問題があったようです、もうツイートは削除されているようですが。。おそらく、ギターの山さんが原因ということをほのめかしたものでしたが…まあ、詳細には首を突っ込まないことにしましょう。
今ノリにノってるファンキーな奴ら、BRADIO
Party People、通称パリピ。2015年のギャル流行語大賞に選ばれた、今ではおなじみのワード。まず、そんな賞があるのを調べて初めて知ったんだけど、まあ大賞を取るくらいには影響力のある言葉なのは確かだ。意味としてはパーティーやクラブなどのノリのいい空間を好む人間のことを指している。多分りゅうちぇるとか藤田ニコルらへんを想像してくれれば分かりやすい。
ギャルがツイッターで「パリピ集まれ~!!」なんて呟いてるのを見ると、日本もまだまだ元気なんだな、と思うけれど、あんまりこのパリピの印象って良くはない。だって何代目なんちゃらソウルブラザーズみたいなやつらでしょ?テラスハウスに出てるようなやつらでしょ?…俺はパスで。
ところで、パリピに似た言葉でFPPというものがあるのを皆さんご存知だろうか?これはFunky Party Peopleの略語らしいのだが、そんな言葉聞いたことないという人が多数いるだろう。しかし、少し時がたてばこのFPPが当たり前のように使われる日が来る…と期待し、今日はFPPの名付け親でありボスである、今ノリまくってるこのバンドを紹介しよう!
BRADIO
見るからにゴキゲンな格好である。赤いスーツのボーカル真行寺に至ってはもう完璧である。最近リアルにアフロの人なんてそうそう見ないもんな…パパイヤ鈴木ってそういえばどこ行った?
BRADIOは2010年に結成、ギターの脱退を経て今のメンバーに至る。元々ボーカルの行寺とドラムの田邊はThe Movie Archivesというバンドを組んでおり、そのバンドの解散後にBRADIOを結成した。ちょっと気になったから、The Movie Archivesの音源を調べてみた。
これはこれでノリがいいメロディックパンクみたいな感じ。普通に売れそうだけど、パッとしないと言われれば否定もできない。中堅で止まっちゃいそうなイメージだな~。
まあそんな話はさておき、BRADIOはファンクやソウルなどの黒人音楽色が強い。最近でいうとアメリカで大人気を誇るアーティスト、ブルーノ・マーズなんかが似たようなもんだ(BRADIOのある曲がブルーノ・マーズとよく似ているというのもある)。早速そんなノリノリな曲をいくつか聞いてもらいたい。
こんなイカしてるバンドがあるなんて、日本も捨てたもんじゃない。タイトだけどしっかりキメるとこはキメてくるドラム、もはや指使いからしてエロい、ファンキーかつジャジーなベース、R&Bチックなキレのいいカッティングを駆使するギター、そして日本人とは思えない声量、声質、リズム感を持つ天性のボーカリスト。フロアを躍らせるには十分すぎるメンバーだ。
こんなバンドは現在の邦ロックシーンにはいない。類似しているバンドが大抵いるもんだが、BRADIO枠はなかなか無い。ファンクなバンドという面では幾つもあるのだが、ここまでノリノリな見た目と音楽が兼ね備わっているのはなかなか貴重だと思われる。
最近では精力的なライブ活動に加え、ラジオやTVでの露出も増え、ドラマの主題歌を担当するなど着実にその名を上げてきている。そんな彼らのファンのことをFPPと呼ぶのだ。皆も今すぐFPPの仲間入りだ!俺?俺は…もうFPPです。
懐かしく、それでいて新しい
このバンドのライブではフロア全体がパーティ状態になるくらいにとにかく盛り上がる。俺なんかではついていけなそうな感じがするが、先日ライブに行った友人に言わせてみれば「勝手に踊りだしてる」とのこと。なんだよそれ、パリピじゃーん…え、FPPじゃーん!!
ちなみに、上の動画の「スパイシーマドンナ」のサビなんかでは皆で振り付けを真似しながら踊るわけだ。ノリノリな音楽に合わせて楽しい振り付け…パラパラ?ちょっと違うか…。
加えて、BRADIOの曲は特にサビがとてもキャッチー、というか90年代邦楽ポップスの香りを漂わせる。Bメロなんかで変化球のように小難しいフレーズを入れてきたりするが、最後に行きつくのは口ずさめるようなメロディだ。
なんだかこのバンドを聴いていると、あの日本のR&B界の帝王、久保田利伸を思い出す。あそこまでファンキーではないが、メロディの節々ではあの頃の音楽のような懐かしさを覚えるのは私だけだろうか。別にこのバンドのコーラスにナオミ・キャンベルがいても俺は驚かない。…いや、それは驚く。
どうでしたか?
今回はMV盛りだくさんの記事でした。BRADIOは音源を聴いているだけでもドキドキするような、踊りだしてしまいそうになるようなバンドです。ファンキーでいてどこか懐かしい、そんなパーティーバンドの勢いはとどまるところを知りません。
前の記事のおいしくるメロンパンもそうですが、BRADIOも今年のCDJに出演が決まっているそうです、ぜひ見に行かれる方は踊り狂っていただきたい、俺の分まで!!
それでは。
突如現れた新星、おいしくるメロンパンって?
日々どこかで新しくバンドが結成され、どこかでバンドが活動を止める。新陳代謝の激しい音楽の世界ですべてのバンドをチェックするなんてーのは無理な話です。なにかをきっかけにバズって、それがwebメディアや雑誌に取り上げられる。そしてようやく音楽好きな私たちが目にしたり耳にしたりするわけです。
ってことは、音楽にそこまで情熱を持ってなくて、新たな音楽との出会いを探していない人々にバンドの存在や音源を知ってもらうには半端じゃない運と時間が必要…なはず。でも、とんでもないバンドが世の中にはいるもんで、結成して1年ちょっとでROCK IN JAPAN FESTIVALなんかに出演しちゃって、こんな俺でさえ知ってるようなバンドに急激に成長したバンドがあるんです。類稀な実力と強靭な運を持ち合わせたバンド、それが!
おいしくるメロンパン
なんじゃそのバンド名(正直な第一印象でした)。2015年9月に結成、都内で活動する3ピースロックバンド。活動開始間もなく、「RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL」で優勝し、ROCK IN JAPAN FESTIVALという大舞台へのチケットを手に入れる。まだ公式のミニアルバムも1枚しか出てないのに、なんだこいつらは!?とりあえず、どんな曲を作っているのか、唯一あるMVを見てみましょう。
良い。非常に良い。聴いた最初の時は、ボーカルの声が少し女みたいに弱弱しくて、どうかな?と思ったけど、このバンドのメロディには抜群にハマっている。透明感のあるギターサウンドにも相性がいいのだろう。なんだか安定はしていないけど、それがクセになる。曲のテンポは速めだが、途中でリズムが変わったり戻ったりと構成でも飽きさせない。
ベースラインも動きまくってて聴いていて楽しい。しょっちゅうベースが前に出てくるところがあるけど、このくらい自己主張が激しくても嫌にならない、ベースソロもイカしてる。…MVの話だけど、2サビ直前のベースの仕草が好き(笑)。
ドラムもはっきりした音で疾走感のあるプレイが素敵。実はこのMVより前に出ていた配布音源で初期の色水を聴いたことがあるんだけど、その時より全体的数倍良くなっている。当時は結構粗かったけど、今回は良い意味で綺麗にまとまってる。アレンジも所々に見られて、バージョンアップしてる感じ、とても好き。
あと、サビの歌詞が個人的に好きなんですよね…、切ないようでなんだか高校時代を思い…出さねーわ。男子校だわ。
色水になってく甘い甘いそれは
君と僕の手の温度で思い出を彩ってく
寂しくはないけどちょっと切なくて
流し込んだ空の味
まだまだ粗削りだが、期待大
こちらは今夏のライブ映像だが、演奏面ではやっぱりまだ安定感はない。ドラムがある程度リズムキープできてるからまだいいけど、ギターソロの音圧とか足りてないように思えるし、ベースもこのライブではちょっと微妙(生で聴いたらわからないですけどね!)。とはいえ、彼らの曲決して簡単な曲ではないし、このクオリティで演奏してるだけでも凄い実力だとは思う、ただもっと場慣れすればとんでもないバンドに化けそう…。
何といっても彼らはまだ結成して1年ちょっと。これからどんどんライブをやって新しい曲を作る、いわば発展途上の途上も途上です。そんなバンドが今のうちからこんなに名を売って、この先一体どうなっちまうんだ!?てぇへんだ!…と筆者は思っております。
何と今年はCDJにも出る彼ら。ぜひ行く人は、おいしくるメロンパンのライブを見てみては?